【夏の怪談特集】お盆には不思議な出来事が起こりやすいとか…。30代後半の女性(自営業・自由業)は、20年ほど前の家族旅行中に起きた怪奇現象を明かした。
「当時16歳だった私と、兄と両親の4人です。大きな神社でやっている燈籠まつりに行くことになりました」
楽しい思い出になるはずが、まさかの事態に。女性は一体どんな体験をしたのだろうか。(文:谷城ヤエ)
「家族に声を掛けましたが、何故か全く聞こえない様子で、5メートルほど離されて」
女性は家族4人で神社に向かった。ところが…。
「鳥居をくぐると私以外の3人は急に歩くペースが速くなり、私はついていくのが大変だったので家族に声を掛けましたが、何故か全く聞こえない様子で、すぐに5メートルほど離されてしまいました」
仕方なく1人で歩くことにした女性は、何気なく鳥居の方を振り返ったそう。すると「20メートルほど離れた鳥居の近くに白装束風の男性がこちらを向いて立って」いたという。
「顔がお岩さんのようにただれているように見えたので、あまりジロジロ見ては失礼かと咄嗟に前に向き直り家族の後を追おうとしましたが、一般の参拝客のなかで白装束というのが気になりもう一度振り返ってしまいました」
この間わずか「1~2秒だったはず」だったが、「その男性は私の3メートル後まで近づいて」いた。
「近視の私にも今度ははっきりと白装束が見え、ただれた顔も見えました」
女性は「見ための恐ろしさ」を感じていたものの、「まだ理性を持って」いたという。
「病気や怪我をした人かもしれないから走って逃げるのは失礼かと、必死の速歩きで家族に追いつきました。しかし、その男性の移動の速度や、沢山の参拝客がその男性の存在に対して全くの無反応だったことに後から気付き、恐怖で眠れませんでした」
ここまで読んだ読者の中には与太話だと思う人もいるだろう。ところが…。
「関係あるかわかりませんが、その年の暮れと次の年明けに立て続けに交通事故に遭い、2回目の事故がとどめとなり春まで入院となりました」
白装束の男性と2度の事故の関連性は不明だが、女性が度重なる不運に見舞われたことは事実で、結び付けたくなる気持ちもわからなくはない。
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