ファーストシーズンとなる2023年秋冬シーズンは、生地の縫い目が肌あたりのストレスや競技中の空気抵抗に繋がることから、1枚の生地を密度の差や特殊な融解技術を用いて、部位ごとに異なる伸縮性や保温性といった機能変化を持たせた独自開発技術「スキーマテック(Schematech®)」を全カテゴリーに採用。デサントの研究開発拠点「DISC(DESCENTE INNOVATION STUDIO COMPLEX)OSAKA」での研究と組み合わせ、「トレーニング」「ゴルフ」「スキー」の3つのそれぞれの競技シーンに適したパターン設計で、パフォーマンスの向上やストレス軽減をサポートする。アイテムは、冷風への対策を考慮し、汗をかきやすい部分の通気性を高めた「トレーニング」がランニングジャケット(5万2800円)とランニングパンツ(4万9500円)の2型、スイングやアドレス時などゴルフ特有の動作を考慮した「ゴルフ」がダウンジャケット(17万6000円)、ダウンパンツ(11万円)、スウェット(8万8000円)の3型、高い保温性や衣服内の蒸れを排出するベンチレーション機能を搭載した「スキー」がウィンタージャケット(22万円)とウィンターパンツ(8万8000円/すべて税込)の2型と絞った型数で展開。デサントマーケティング部門 部門長代行の大辻俊作氏は「デサントにとっても挑戦的なコレクション」と説明し、同コレクションで培った技術力を他カテゴリーに落とし込んでいくことを目的としており、今後型数を増やしていく意向はあるものの、高い基準を設けて課題解決に繋がるアイテムのみ展開していくという。売上目標は非公開で、大辻氏は「デサントプロは売上拡大を目指すものではなく、デサントのスポーツウェア開発の姿勢を示すコレクションと位置付けている」とコメントした。