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JR東海、東海道新幹線の車内ワゴン販売終了 - 新たなサービス展開

2023年08月09日 10:51  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
JR東海は8日、東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」の全号車で実施している車内ワゴン販売を10月31日に終了し、新しい形態の車内サービスを11月1日から導入すると発表した。新しい車内サービスの導入により、自身のモバイル端末でQRコードを読み取ることで、乗務員の呼び出しや食事の注文など行える。


グリーン車の乗客に対する新サービスとして、質問があるときや困ったときに、巡回中の乗務員への声かけに加えて、グリーン車の各座席に設置されたQRコードを自身のモバイル端末に読み込んで乗務員を呼び出せる「東海道新幹線サポートコールサービス」を開始する。グリーン車の各座席に設置されたQRコードで食事や飲み物を注文すると、パーサーが座席まで届けに来る「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」(「こだま」を除く)も開始される。



グリーン車・普通車共通の新サービスとして、授乳等に利用できる多目的室(11号車)の扉に貼付したQRコードで乗務員を呼び出すことにより、多目的室をよりタイムリーに利用できる「東海道新幹線多目的室案内サービス」を開始する。


なお、「東海道新幹線サポートコールサービス」「東海道新幹線多目的室案内サービス」はヤマハの「おもてなしガイド powered by SoundUD」のインターホンサービス、「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」はセイコーソリューションズの「Linktoモバイルオーダー」を利用したサービスとのこと。



その他にも、東海道新幹線における「のぞみ」停車駅ホーム等の自動販売機を順次拡充し、車内ワゴン販売でニーズの高いドリップコーヒーやアイスクリームなどを増やす予定としている。


パーサーの制服もリニューアルし、新幹線の車内外で乗客への案内や手伝いがしやすいよう、機能性と品質に優れた新制服とする。新たにパンツスタイルを導入するほか、一部アイテムやカラーについてパーサーが各自で選択できるようにする。新制服の製作はオンワード商事。10月1日にパーサーの制服リニューアルを予定している。(木下健児)