カイル・カークウッドが今季2勝目【順位結果】インディカー第13戦決勝ナッシュビル
2023年08月07日 07:30 AUTOSPORT web
迎えた決勝レースのスタートは、1周目に上手く隊列が整わず、もう1周追加でスロー走行を行って2周目に開始となった。
スコット・マクラフラン（チーム・ペンスキー）を先頭とする隊列は、各マシンがそれぞれサイド・バイ・サイドの争いを繰り広げ、クリーンながらも激しいスタートとなった。12周目にはデイビッド・マルーカスがサイドウォールに衝突し、レースはフルコースコーションが導入される。
レースは16周目に再開。リスタート時には、3番手のコルトン・ハータ（アンドレッティ・オートスポート）の蹴り出しが悪く、大きく順位を落としてしまった。その後首位のマクラフランは、25周目に1度目のピットインへ。
2番手のロマン・グロージャン（アンドレッティ・オートスポート）はこれに反応して次の周にピットイン。マクラフランの前でコースに戻ることに成功する。
しかし、代わってトップに立ったカークウッドはピットタイミングを遅らせ、30周目にピットイン。見事グロージャンの前でコースに復帰し、事実上の首位に立った。
1度目のピットインを終えると、フルコースコーション時にピットインを選択したアレックス・パロウ（チップ・ガナッシ）がトップで隊列をリード。45周目にパロウは2度目のピットインを行い、カークウッドが隊列の先頭となった。
首位カークウッドを追っていたグロージャンはペースに苦しんでいるのか、49周目にラインを少し外すミスを冒した隙に3番手のマクラフランにかわされてしまった。
カークウッドは、51周目に2度目のピットインを選択する。これに反応したのは2番手マクラフランで、52周目にピットインを行いポジションをキープしてコースに戻った。
トップに立ったグロージャンは、ピットタイミングを遅らせる作戦に出るが、先にピットに入っていたパロウにアンダーカットを許してしまう。
そして、残り周回数が10周になったタイミングで、突如2度目のフルコースコーションが導入となった。原因となったのは、今大会でインディカーデビューを果たしたリナス・ランドクビスト（メイヤー・シャンク・レーシング）のクラッシュ。その後ランドクビストは、無事にマシンを降りている。
レースは残り7周でリスタート。しかし直後に後方で3台が絡むクラッシュが発生し、レースは赤旗中断となった。
そして、レースは残り3周でリスタート。良い蹴り出しを見せ、リードをコントロールしたカークウッドが第3戦以来今季2度目のトップチェッカーを受けた。2番手にはポールスタートのマクラフランが入り、3番手には早めのピットタイミングと燃費走行でポジションを上げたパロウが続いた。
■NTTインディカー・シリーズ第13戦ナッシュビル決勝レース結果
Pos.No.DriverTeamEngineLapsSP127K.カークウッドアンドレッティ・オートスポートH80823S.マクラフランチーム・ペンスキーC801310A.パロウチップ・ガナッシH80442J.ニューガーデンチーム・ペンスキーC80959S.ディクソンチップ・ガナッシH8012628R.グロージャンアンドレッティ・オートスポートH80678M.エリクソンチップ・ガナッシH802085P.オワードアロウ・マクラーレンC802945C.ルンガーレイホール・レターマン・ラニガンH80131012W.パワーチーム・ペンスキーC8071106H.カストロネベスメイヤー・シャンク・レーシングH80171277C.アイロットフンコス・ホーリンガー・レーシングC80181311M.アームストロングチップ・ガナッシH80161421R.ヴィーケイエド・カーペンター・レーシングC80191515G.レイホールレイホール・レターマン・ラニガンH80151620R.ハンター-レイエド・カーペンター・レーシングC80271751S.R.ロブデイル・コイン・ウィズ・RWRH80241814S.フェルッチA.J.フォイト・レーシングC8021197A.ロッシアロウ・マクラーレンC78102078A.カナピノフンコス・ホーリンガー・レーシングC77232126C.ハータアンドレッティ・オートスポートH763226F.ローゼンクヴィストアロウ・マクラーレンC73142355B.ペデルソンA.J.フォイト・レーシングH73252430J.ハーベイレイホール・レターマン・ラニガンH71222560L.ランドクビストメイヤー・シャンク・レーシングH69112629D.デフランチェスコアンドレッティ・スタインブレナーH65262718D.マルーカスデイル・コイン・ウィズ・HMDH115
