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テレワーク終了を嘆く人々「暑いなか出社する意味がわからん」という声も

2023年08月07日 06:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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コロナ禍で一時普及したテレワーク。通勤時間がなくなったことで、生活にゆとりができた人も多かった。しかし最近は出社に切り替える動きが広がっており、ネット上には嘆きの声が出ている。

先日、ガールズちゃんねるにも「テレワークが終わってしまった人」なるトピックが立っており、ここに元の労働形態に戻ったことで感じる不都合が、色々列挙されている。(文:松本ミゾレ)

「通勤時間ってほんと無駄だよね」

たとえばトピ主は「5類になりテレワークがなくなってしまいました。毎日の通勤が暑さもあってこんなに辛かったのか…と思います」と書き込んでいる。別に5類になったからと言って感染した際のリスクが軽減されたわけではないんだけど、世の中、一定数「5類になったしもういいよね」となっちゃう人もいる。

経営陣がそういうマインドだと、これを好機として元通り社員を出社させようと考えても、まあ不思議はない。結局コロナが怖い怖いと言ったって、感染してしんどい思いをしない限りは誰もそのリスクを本質的には理解できない。中には感染しても「俺、別に基礎疾患もないし大したことなかったよ」と言ってのける人もいるし。

しかしトピックには、テレワークの終焉を惜しむ声が結構多い。ちょっと引用させていただきたい。

「私の職場は完全テレワークから週2回出社になりました。それでもけっこうシンドイです。今の時期とか暑い中出社する意味がわからん。会議の日ならともかく、一人でプレゼン資料作成作るときも行かなければないという合理性のなさ」
「私も3年続いたテレワークが10月末で終わります。なので、テレワークの会社に転職します。8月末で退職するよ」
「通勤時間ってほんと無駄だよね」

もちろん中には「逆にずっと家で仕事をしていると誰とも接点がないまま1日が終わることもあって病みそうだった」なんて声もあった。社交的な人にとっては家で黙々と仕事をするのはきついのだろう。ただ、やはりテレワークできるならそれに越したことはない、という人は多い。

せっかくのテレワークをやめるのはもったいない

私事で恐縮なんだけど、テレワークが普及して、いつの間にかzoomとかのビデオ通話アプリを使ってのリモート会議が定着して以降、正直仕事が本当にめんどくさくなった。

もう~マジで取材だの会議だので、やたらとビデオ通話で話をしたがる人が本当にいきなり増えて、正直「ミーハーばっかりだな」って思っちゃって。

みんな背景をいじって海辺にしたりオシャレなカフェみたいに設定してたり、「何そのしょうもないこだわり」と辟易していた。中には変な背景に設定して笑いを取ろうとする人とかもいて、そうするとこっちも愛想笑いしなきゃ失礼みたいな感じになるし。

僕は、人と極力接することがないように消去法でこんな儲からない仕事を選んで食いつないできたのに、いきなりリモート通話したがる人とつながる機会を設けられても緊張するし辛かった。そもそも家の中が、今まで以上に職場化してストレスの元凶にもなったし。

ところがここ最近、そういう機会が随分と減ってきた。多分だけど、リモートでの会議に飽きちゃったんだろう。良かった。

ただ、テレワークって通勤のタイムロスを削減できる。これは大きい。出社しなくても可能な仕事であれば、今後も継続させれば良いのにとも思う。実際テレワークが板についてきた人もいるだろうに、それを取りやめにするのも酷な話だ。

言ってみればコロナ禍の最中に生み出された、仕事内容によって効率的かつ有用なスタイルなのに、これをあっさり止めるのは勿体ない。使い方さえ間違えなければ便利な働き方だったのに、新しい生活様式をサラリと捨てて、また不便なほうにすぐ戻しちゃうことに、果たしてどれだけのメリットがあるのだろう。