トップへ

「ロエベ」米津玄師を起用した新キャンペーンを発表 "天使の羽"ルックなどを着用

2023年08月07日 06:01  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

写真
 「ロエベ(LOEWE)」が、アーティストの米津玄師をモデルに起用した2023年秋冬メンズコレクションのキャンペーンを発表した。8月7日から全国規模で屋外広告が展開される。

 米津は、2012年5月16日に米津玄師として初のアルバム「diorama」を発表。その後、2013年にシングル「サンタマリア」でメジャーデビューを果たした。楽曲の制作をはじめ、映像制作やジャケットのイラストを自ら手掛けていることで知られている。2018年に発表した代表曲の「Lemon」は、Billboard JAPANで2年連続総合首位を獲得したほか、今年3月にYouTubeでのミュージックビデオの再生回数が8億回を突破し、日本人アーティストで最高記録を更新した。最近では、宮﨑駿監督によるスタジオジブリの最新作「君たちはどう生きるか」の主題歌「地球儀」を書き下ろしたことでも注目を集めた。
 同キャンペーンでは、新作の「パズルトート」や、天使の羽のように背中からメタルの羽が飛び出たデザインのシャツ、ラムスキンのツイステッドコートやラウンドトゥのレースアップ ダービーシューズ、「ピクセル」シリーズのジーンズとデニムジャケットなどを着用。撮影はフランスの写真家アルノー・ラジュニが担当し、米津がピアノの前で思考を巡らせる姿やベッドに寝そべる姿、畳の上を浮遊する姿と合わせて、米津の感性に多大な影響を与えた漫画、小説、詩、アニメ作品が登場する。
 ロエベのクリエイティブディレクターを務めるジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は、今回の起用について「アジアで最も影響力のある音楽アーティストの一人である米津玄師とコラボレーションできたことは光栄です。コレクションにおいて私はよく男性の感性について探求しますが、米津氏の音楽の持つ曖昧で内省的なエネルギーは、ロエベのメンズウェアと共鳴していると感じます。今年はロエベの日本展開50周年でもあり、タイミングも完璧でした。このような意味のある文化的対話を、今後も続けられることを楽しみにしています」とコメントした。
 カサロエベ東京とロエベ表参道では、2023年秋冬メンズコレクションのポップアップを8月16日から23日まで開催。アイテムの販売に加えて、米津がキャンペーンで着用した天使の羽のルックなどアートのようなショーピースをパリから取り寄せて展示するという。
 9月1日発売の「ハイスノバイエティ ジャパン(HIGHSNOBIETY JAPAN)」では、特別版のカバーをロエベのアイテムを着用した米津が飾る。誌面では16ページに及ぶインタビュー付きの特集が掲載される。

■キャンペーン特設サイト