潔癖症の人は、誰かと一緒に外食をするときも衛生面が過度に気になるようだ。友人が潔癖症だという30代後半の女性(千葉県/営業/年収300万円)は、友人の行動についてこう綴った。
「私の友人は、ファミレスのドリンクバーでカップやグラスを手に取り360度見てチェックします。運ばれてきたお料理もお皿をくまなくチェック、お箸などのカトラリーもすべてです。一緒に食事に行くのが恥ずかしい」
確かに、友人があからさまに清潔かどうかを確認していたら、店側に申し訳ない気持ちになるかもしれない。では、当の本人はどんな思いなのだろうか。(文:永本かおり)
「自宅に人を入れるなんて気が狂う」
「潔癖症なのか?それとも周囲が大雑把すぎるのか?」こんな疑問を抱きながらエピソードを寄せた60代後半の男性(埼玉県/事務・管理/年収1000万円)。「食」で意識していることは2点あるようだ。
「缶ビールを飲むとき、ハンカチで飲み口を拭いてから飲みます。当たり前と思っていたのですが、驚かれました」
「鍋とか、大皿料理を数人で突っつくとき、必ずとり箸をもらいます。これも結構波乱を呼びます」
潔癖症の判断基準を明確にするのは難しい。自分では当たり前と思っていたことでも周囲から驚かれることもあるかもしれない。
一方で、「私以上の潔癖症に遭遇してみたい」と潔癖症を強く自覚する人もいる。50代前半の女性(東京都/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収300万円)は、「外食が辛い」と潔癖症ゆえの悩みを綴った。
外食では、「同行人と会話中に唾が入る」と思うため「アクリルパーテションを一生付けていて欲しい」と感じている。また、女性の中では「飲食店の食器もきちんと洗ってない」と判断される。そのため
「高級店でも除菌してからお皿やカトラリーを使用します」
と衛生面に徹底してこだわる様子を明かした。他にも
「スーパーの商品は全て除菌。お金触っても手は除菌、自宅に人を入れるなんて気が狂う。もう人と住めないし結婚なんて有り得ないです」
と清潔さにこだわっていた。自分のペースで衛生的な生活をするためには、多少の生きづらさにも目をつぶらなくてはならないようだ。
※キャリコネニュースでは「潔癖症の人」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/8ODMBGW7