電車でちょっと寝ただけのつもりが、駅名を確認してショックを受けた経験はないだろうか。兵庫県に住む40代後半の男性(ITエンジニア【システム開発・SE・インフラ】/年収700万円)から、酒を飲んだ帰りに起きたという寝過ごしエピソードが送られてきた。(文:ミッチー)
男性が独身だった頃のことだ。梅田で懇意にしている客と日本酒をしこたま飲み、帰りが同じ方面だったので一緒に阪急電車の特急に乗ったという。大阪梅田駅を出発した阪急特急は、十三駅に停車した後、西宮北口駅に到着した。そこで同乗した客は、電車を降りたという。
男性の自宅の最寄り駅は、そこからまだ先の花隈駅。夙川駅、岡本駅、神戸三宮駅の次なので、もう少しかかる。そう男性も思って油断したのかもしれない。そのままついうたた寝してしまったのだ。
「西宮北口から花隈までのタクシー代は痛かった」
「目が覚めた時はちょうど、どこかの駅で開いてたドアが閉まるところだった」と、当時を振り返る男性。「どこの駅だろう」と車内から看板をみると、十三駅の表示があったそうだ。
男性は「ん、なんで?」と一瞬「?」マークがよぎって困惑するも、状況を整理して、「そうか感覚的にはちょっとだけ寝たつもりだったけど、新開地で折り返してこんなに戻って来てしまったのか」と思い至ったという。
となると、折り返した電車の次の目的地は、始点の大阪梅田駅のはず。男性は寝過ごしたことにショックを受けつつも、「仕方ない」と受け入れ、「またこのまま乗って(大阪)梅田からもう一回折り返しか」と覚悟を決めたそうだ。
しかし、そこでまさかの事態が起こる。聞こえてきた車内アナウンスでは「次は西宮北口ぃ~、西宮北口ぃ~」と言っている。男性は「え、なんで次、(大阪)梅田ちゃうの、え、え」と軽くパニックになったそうだ。
そう、実はこの電車はもうすでに大阪梅田を折り返していたのだ。つまり男性は、この時点で1往復以上していたことになる。
しかも、そこでさらなるアナウンスが男性に追い打ちをかけてきた。
「次は西宮北口ぃ~、西宮北口ぃ~、終点です」
結局、西宮北口駅で降ろされるはめになった男性。「それにしても、この日の西宮北口から花隈までのタクシー代は痛かった」と語ったところで、投稿は締められていた。金額がいくらかまでは記載されていないが、みたところ深夜料金も加算されると1万円近くかかりそうだ。寝過ごしにはご注意を。
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