自分たちが使う場所は自分たちで掃除する。当たり前のように感じるが、中にはその常識が通用しない職場もあるようだ。(文:國伊レン)
50代前半の女性(静岡県/建築・土木技術職/年収150万円)の職場では、女性4人が1週間交代で毎日トイレの掃除をしているという。その職場は、もともと共用トイレしかなかった。後に女子トイレが新設されて男女別になったが、なぜか女性が男子トイレも掃除しているという。
「男性は15人程いるので、男性が1週間交代でやってくれてもいいと思うのですが」
新たに女子トイレが新設されても、「男子トイレは女性が掃除するものだ」と思われているのではないかと彼女は語る。
「男性は15人程いるので、男性が1週間交代でやってくれてもいいと思うのですが、腑に落ちないです」
と、モヤモヤしている心境を吐露した。
また、広島県の50代前半の女性(事務・管理/年収250万円)の職場は、今もトレイが男女共用だという。職場は昭和に建てられた会館の中に入っているといい、設計が古いのかもしれない。和式が1つと男性用が2つあり、「用を足している途中、男性が用を足しに入って来たら個室から出られないこともしばしばです」と苦労している様子。
彼女の職場でも女性がトイレ清掃を任されているのだが、なんとたった2人交代で掃除をしなければならないそうだ。
「すぐ汚れているので、目に余るときはまた掃除したりします。男性にとっては個室が狭いらしいのですが、、、その後入るのは本当にテンション下がります」
と不満を綴る。
それにしても、男性も使うトイレなのに、掃除の当番を女性だけにやらせるとはどういうつもりなのだろうか。
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