Text by CINRA編集部
イベント『デビュー10周年記念!藤原季節特集上映』が9月8日からテアトル新宿で開催される。
今年でデビュー10周年、30歳の記念の年を迎えた俳優の藤原季節。同イベントでは、2018年に撮影された未発表の主演作『東京ランドマーク』、2020年10月にコロナ禍の中で俳優たちが自主制作で行なった配信舞台『たかが世界の終わり』のほか、『佐々木、イン、マイマイン』『his』『のさりの島』『ケンとカズ』『中村屋酒店の兄弟』『鼓動』『Good News,』『よろこびのうた Ode to Joy』の全10作品が上映される。
【藤原季節のコメント】
テアトル新宿という憧れの映画館で、特集上映が開催されるなんて夢のようです。
劇場や関係者の方々、そしてこれまで作品を応援してくださった皆さまに、心から感謝します。ありがとうございます。
思い入れの強い作品ばかりです。特別、華やかな映画ではないかもしれません。
ただ、華やかではない人間にも光が当たる映画があるんだということを、信じて歩んできた十年だったのかなと今は思います。一生懸命に生きるだけの、血の通った映画たちです。
未発表の新作「東京ランドマーク」は、実際の旧友である義山真司との行き詰まったふたりの関係を、監督の林知亜季が脚本に書き起こし、撮影された自主映画です。ヒロインにはオーディションで鈴木セイナさんが選ばれました。あの頃にしか撮れない、愛おしくて大切な映画になりました。
ぜひテアトル新宿で、この作品たちの血脈と鼓動を感じていただけたら幸いです。
九月に会いましょう。
藤原季節