Text by CINRA編集部
『「宇川直宏展|FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」AT 練馬区立美術館』が9月10日から中村橋・練馬区立美術館で開催される。
これまでにさまざまな美術館や芸術祭でサテライトスタジオを開設し、ストリーミング母体を遍在させるパフォーミングアーツや、アーカイブの定義を問い直すインスタレーションを行なって来たDOMMUNE。
12回目のDOMMUNE展となる今回は、アーティストとしての宇川直宏にフォーカス。13年間で1万時間を超えるDOMMUNEの番組アーカイブを紹介すると共に、それらの映像を素材として、絵画や立体作品など他のメディアに拡張・変換・創造し、「描く」という行為の歴史的なアップデートを図る。
現在、真鍋大度率いるRhizomatiksとのコラボにより、DOMMUNEオリジナルモデルの生成系人工知能を創生中。また、ブロックチェーン、スマートコントラクトによる所有や販売などのプロセスを独自考察し、絵画と同時にNFT作品の制作も行なわれる。
会期中は練馬区立美術館の中にサテライトスタジオを開設。ライブストリーミングが行なわれ、情報の蓄積を目にしながら番組に参加することができる。