店で働いていればクレーマーに遭遇することは避けられないが、経営者であればスマートに解決を図ることも必要だ。以前コンビニ経営をしていた60代後半の男性(東京都/サービス・販売・外食)は、当時多かったトラブルを「両替の苦情」だと振り返った。
「両替は換金詐欺が多いので店では行わず、当時はBGMでもやらない旨を流していた」というが、話の通じないお客もいたようだ。(文:永本かおり)
「警察が道路逆走し、サイレン鳴らしてすぐ到着」
「ある日の夜中にアルバイトが絡まれた」と回想する男性。
「表の道路のコインパーキングに入れるから両替してくれ」
と要求するお客にアルバイト店員が「できません」と断るが、お客は大声で騒ぐだけだった。
すると「何事か」と事務所から出て行った男性に、矛先を向けた。
男性が丁寧に説明しても埒があかず、威力業務妨害だと通告しても、お客は「暴力はふるってない」と言う始末。威力業務妨害には暴力だけでなく、大声で怒鳴るなどの行為も含まれる場合がある。
男性は「だいたい威力業務妨害を理解していない」と呆れた様子で「110番通報」した。「警察が道路を逆走し、サイレン鳴らしてすぐ到着」したことで、直ちに無事解決することができた。ただ、このようなトラブルは多くあったのだろう。
「余談ですが、当時はお巡りさんに制服で買い物していただくようお願いしました」
と綴っていた。
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