人気のあるコンサートや舞台のチケットをめぐって友人としこりが残った経験があるだろうか。40代女性(東京都/事務・管理/年収250万円)は、2020年の秋に鑑賞したい舞台が大阪で予定されていたので、前年には友人と一緒に行く約束をしていたという。しかし、友人から思わぬ裏切りにあってしまった。(文:林加奈)
千秋楽のあたりしか行けないと伝えていたのに
「日程的に千秋楽付近しか行けない」とわかっていた女性は、千秋楽も含めた週末に行くことも友人に伝えていた。ファンクラブでのチケット申し込みがスタートしたため、友人に連絡を取ると
「お友達から千秋楽一緒に入ろうって言われちゃった。とれるかどうかわからないけどねー」
と返事があった。女性にとっては寝耳に水だ。「じゃあ別々にチケット取るの?」と聞くと、
「そのことには触れず『9月にも行きたいからそっち一緒に行こうよ』と。元から千秋楽のあたりしか行けないと伝えてあったにもかかわらず、です」
女性が千秋楽の頃に行くと知っていながら、友人は別の人と一緒に行く約束をしてしまった。女性は友人の提案に対し「そのころには行けないから無理、千秋楽はチケット厳しいだろうから、別々で取るならお互い協力しあいましょう」と伝えたが、友人からの返事はなかったという。
「その友人は千秋楽を4枚も取れていたことが判明」しかし…
よほど人気のチケットなのか、それともコロナの人数制限で当選者の数が少なくなったのか、女性はファンクラブでも一般販売でも千秋楽のチケットが取れなかった。ところが
「その友人は千秋楽を4枚も取れていたことが判明。しかもそのことはたまたま別の友人から聞いたのです。私が千秋楽を探していることを知っていたのに、自分達が別の回を見るための交換に使ったそう」
思いもよらない友人の行動に驚いた女性。結局、別で千秋楽のチケットを譲ってもらい無事に観劇できたというが、モヤモヤは消えなかったようで
「その後に同じようなことが再度あったので、彼女の中で私など優先順位が低いのだなと思って距離を置きました」
と顛末を明かす。友人のその後については「今では彼女、千秋楽をご一緒したお友達とやらにも距離を置かれ、仲間内を転々としているそうです。でも打たれ強い人なので、これからも逞しく生きていくんでしょう」と綴った。
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