「ミカゲ シン」初の直営店を青山にオープン　設計はSANAA出身の小田切駿が担当

　デザイナー進美影が手掛ける「ミカゲ シン（MIKAGE SHIN）」が、初の直営店を2023年9月下旬に東京・青山にオープンする。グランドオープンに先立ち、プレオープンとして8月5日と6日の2日間は一般向けに2024年春夏コレクションの受注会とアーカイヴコレクションの即売会を実施する。

　直営店は、表参道駅から徒歩約2分の北青山エリアに位置し、近隣では7月14日にオープンした「スタジオ ニコルソン（STUDIO NICHOLSON）」のフラッグシップストアなどが営業している。
　店舗の設計は、SANAAで妹島和世、西沢立衛に師事し2020年に独立した、進と同世代の建築家の小田切駿が担当。内装空間には、長さ約40mの鋼材が構造的に自立しながら縦横無尽に配置され、什器としての機能を兼ねながらや展示空間の一部として空間を演出する。小田切は「鋼材の華奢でもあり力強くもある物質性がMIKAGE SHINの衣服と調和することで、来店者が身体的にブランドの世界観を感じられる空間を目指した」とコメントしている。
　受注会で販売される2024年春夏コレクションのテーマは、 「Redressed :Teddy」。1950年代から1960年代にかけてロンドンで流行した、エドワード7世の時代のファッションにインスパイアされたスタイルを好む労働者階級の若年層であるTeddy BoyやTEDsに着想した。カットジャカード素材のハーフパンツやハーフシャツ、エフェクト加工染めのデニムパンツなど、国内の伝統的な織物の産地や職人とコラボレーションし、日本のものづくりや工芸のアート性を現代風に解釈してブランド世界観に落とし込んだ。

◾️MIKAGE SHIN 第一号店 青山ストアオープン日：2023年9月下旬所在地：東京都港区北青山3-7-11◾️直営店プレオープン 一般受注会&アーカイブ即売会日時：2023年8月5日（土）～8月6日（日）営業時間：11:00～19:00会場：MIKAGE SHIN 第一号店 青山ストア