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女子刑務所が舞台のサイコホラー「女囚霊」実写映画化 主演は夏子、監督は鳴瀬聖人

2023年07月26日 10:15  コミックナタリー

コミックナタリー

「女囚霊」ティザービジュアル (c)2022 加藤山羊・矢樹純・小学館/SS 工房・ライツキューブ・TOKYO CALLING
加藤山羊「女囚霊 ~塀の中の殺戮ゲーム~」の実写映画化が決定。「女囚霊」のタイトルで9月22日に全国公開される。

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「女囚霊 ~塀の中の殺戮ゲーム~」は、女子刑務所を舞台に、人間の罪の意識を弄ぶ洗脳の恐怖を描くサイコホラー。元議員秘書である美山は、信頼していた議員の殺人罪を被り刑務所に入れられ、いつかその議員が自分の無罪を主張し刑務所から出してくれる日を待ち焦がれていた。そんなある日、4人部屋の雑居房でともに過ごす町田が、懲罰として独房に入れられてしまう。同部屋の金子が、独房に入れられた女囚の多くが“謎の急死”を遂げるという噂を口にするが、町田は帰ってくる。その噂には続きがあり、問題は“生き残ってしまった”場合なのだと知る。

美山役を演じるのは、同作が長編映画初主演となる夏子。また町田役を和田光沙、金子役を円井わんが演じるほか、松永有紗、円城寺あやらが名を連ねた。監督は鳴瀬聖人、音楽は山岡晃、脚本は深井戸睡睡が担当。併せて解禁されたティザー映像では、張り詰めた音楽が流れる中、女囚たちの恐怖の様子が映し出された。

■ 矢樹純(原作)コメント
原作を書くにあたり、サスペンスホラーの勉強のために読んだのがヒッチコック/トリュフォーの『映画術』でした。
そうして完成した漫画『女囚霊』が映画になるなんて感無量です。

■ 加藤山羊(漫画)コメント
『女囚霊』は初めてのホラー連載で、毎話「前話を超える恐怖を!」という思いを込めて描いていました。
映画化していただけて、作者としてもホラー映画ファンとしても万感の思いです!

■ 夏子コメント
お話をいただいた時、“長編映画初主演”という責任と、苦手意識のあった“ホラー映画”というハードルが、嬉しさと同時に襲ってきたのを覚えています。
ホラーは必ず夢に反映される質なので……加藤山羊さんの原作漫画『女囚霊』を読ませて頂き、不安は募るばかり。
その夜もしっかり夢に女囚たちが登場しました。
監督にお会いして、私が演じる美山の孤独、ホラー映画の魅力を教えてもらい『女囚霊』にどんどんと魅了されていきました。
「人間が一番恐ろしい」そんな原作漫画のテーマを大切に、ホラー映画として進化した作品になりました。
沢山の方に楽しんでいただけますように。

■ 鳴瀬聖人(監督)コメント
数年前、仕事上で大変な出来事があり大きな決断を下した直後に、原作漫画の『女囚霊』を初めて読ませて頂きました。

絵柄の不気味さのインパクトもさることながら[刑務所]という限られた空間で、神でも何でもないモノに善悪を決められる理不尽さに戦慄しました。

物語自体にもその“大変な出来事”と共通点が多く、もしこの作品を映像化するなら監督は僕しかいないと思いました。

映像化にあたり、僕の体験談も織り交ぜ、ホラーの枠を超越する“人間社会で生きる辛さ”を描いた映画版『女囚霊』として完成しました。この作品を見て、1人でも苦しんでる方が救われたら幸いです。

■ 「女囚霊」
2023年9月22日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督:鳴瀬聖人
音楽:山岡晃
脚本:深井戸睡睡
原作:「女囚霊 ~塀の中の殺戮ゲーム~」(漫画:加藤山羊、原作:矢樹純/小学館ビッグスピリッツコミックス刊)
出演:夏子、和田光沙、円井わん、松永有紗、円城寺あや、鈴川紗由、田口由紀子、辻凪子、花乃まみ、四家千晴、蒼乃茜、川連廣明