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JR西日本「踏切ゲート-Lite」第4種踏切の安全対策で開発、順次設置

2023年07月23日 18:51  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR西日本中国統括本部は、リスクの高い第4種踏切のさらなる安全性向上を図るため、「踏切ゲート-Lite」を開発し、準備ができ次第、設置を進めていくと発表した。


全国の踏切道はおもに4種類あり、列車の接近を知らせる警報機や自動遮断機の存在しない、踏切警標だけの踏切は「第4種踏切」に分類される。JR西日本は第4種踏切の安全対策として、踏切ゲートの設置を進めてきた。



新たに開発した「踏切ゲート-Lite」は、歩行者・自転車・二輪車が通行する踏切に対象を限定し、通行者が扱いやすく施工もしやすいゲートとした上で、踏切ゲートと同じレベルで通行者に一時停止・左右確認を促すことができるようにした。



「踏切ゲート-Lite」のおもな特徴として、通行者の踏切横断時のみ開閉する「常時遮断式」であり、遮断桿の操作後、自動的に元の位置に戻る(自閉する)「半自動式」を採用。踏切の一旦停止線付近に設置され、踏切進入時は垂直方向に持ち上げ、踏切退出時は水平方向に押すか垂直方向に持ち上げて通行する。2023年度は25カ所程度の踏切で設置に向けて道路管理者と協議を進め、順次設置するとのこと。(木下健児)