刺繍にフォーカス　「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」が静岡県立美術館で開催

　静岡県立美術館が、「糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。」を開催する。会期は7月25日から9月18日までで、入場料は一般1200円。

　同展は、一針一針を縫い進めていくことで無限のイメージを作り出す「刺繍」にフォーカス。伝統的な装飾品から身近な雑貨まで、時代と地域を越えて発展してきた刺繍作品約230点を展示する。
　会場は4章構成となっており、第一章の「刺繍と民族衣装」では、スロヴァキアやトランシルヴァニアの伝統的な衣装やテキスタイルを通して、生活の中で受け継がれてきた伝統的な刺繍を紹介。第二章「イヌイットの壁掛け」では、カナダの先住民族であるイヌイットが20世紀後半に制作した布絵の壁掛けを展示する。続く第三章「刺繍と絵」では、絵本画家 武井武雄の図案集をもとに制作された現代刺繍家 大塚あや子の作品を披露。絵本の挿絵として制作された刺繍に焦点を当てる。第四章「刺繍とファッション」では、パリの名門刺繍工房メゾン・ヴェルモンが所蔵するcインテージ刺繍や、精緻なオートクチュール刺繍などを公開。章を通して、様々な分野を横断する多彩な作品を紹介する。

■糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと。会期：2023年7月25日（火）～9月18日（月・祝）開館時間：10:00～17:30 ※展示室への入室は17:00まで※8月11日、12日は19:00まで開館休館日：月曜日　※8月14日、9月18日は開館会場：静岡県立美術館所在地：静岡県静岡市駿河区谷田 53-2