クレーマーの対応に苦しむ店員を見たら、多くは見て見ぬ振りするなか、店員の代わりに仕返ししたという人もいるようだ。東京都に住む50代後半の女性(医療・福祉・介護)は客として訪れた店で、店員に変わって「仇をうってあげた」エピソードを明かした。(文:真鍋リイサ)
「1人でレストランに入った時のこと。隣に(いた)太ったおばさんがお店の人に言いがかりをつけていて…お店の人がかわいそうだったんで変わりに仇をうってあげた話です」
「私が隣でカレーライスを頼んであげました。めっちゃ美味しかったです」
「太ったおばさん」ことクレーマーは、
「ナポリタンに味がついていないからカレーライスに変更しなさいよ!」
と難癖をつけていた。
最初に対応していた女性店員には手に負えず、上司らしき人も対応に追われた。
「味見をしたので味はキチンとついているので変更はできません」と説明するが、クレーマーは「味薄いからカレーにしてよ!」としつこく何回も言い、聞かなかった。押し問答が続き、仕舞いにはクレーマーは、「じゃあ、これをテイクアウトにしてよ!」と言って、お代わりのサラダやおかずを食べ、スープも飲みほした。しかも、投稿者いわく、その「味の薄~いスープをおかわりしてましたw 」という具合だった。
見かねた女性は、この後、クレーマーに対して大胆な行動に出る。
「私が隣でカレーライスを頼んであげました。めっちゃ美味しかったです」
カレーライスに変えろと散々要求していたクレーマーの横で、カレーライスを食べ始めた女性。「カレーの匂いがプンプンするので」クレーマーは女性がカレーを食べていることに気づき、「やっぱりカレーが良かった…」とつぶやいたという。女性の「仇討ち」がよほど堪えたようだ。
「(クレーマーは)おかわりをしたスープを飲み干した後、テイクアウト用に途中まで食べたスパゲティを持って、『またカレーが食べたかったな…』とつぶやいていて帰られました(笑)」
随分とカレーライスへのこだわりが強いクレーマーであった。
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