世の中には、信じられない理不尽をむりやり通してくる会社もある。鹿児島県の40代後半の男性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収150万円)が、地元で有名な清掃業の会社に勤めていたときこんなひどい目に遭った。
派遣先は「自宅の目の前の病院」の予定で、交通費は出なかったが「歩いて2分ない場所だったので私も満足していました」と異存はなかった。ところが
「研修初日に現場変更となり。病院勤務は研修の1週間のみで、次の日からはバスで30分の介護施設。交通費について上司に聞いたら、その方の自転車を貸すとのこと」
と、急にとんでもない指示が来た。(文:福岡ちはや)
「登録には交通費なしと書いてある」と交通費は支払われず
バスで30分の場所に自転車で行けというのも無茶な話だが、
「当日、自転車に乗ったらブレーキ故障しており、仕方なく歩いて出勤」
というから最悪だ。しかも理不尽はそれで終わらなかった。
「バス代は立て替えとなり、往復バス通勤になりましたが、1か月経ってから社長から『登録には交通費なしと書いてある』として交通費は支払われないことを知らされ……」
会社の指示で現場変更となったにもかかわらず、交通費が支払われないのは理不尽としか言いようがない。男性は上司に直談判して最初の勤務先に戻してもらったが、その後もトラブルは続いた。
なんと「女性清掃員がいるのに「男性の私が女性トイレや女性患者個室の清掃担当になった」というのだ。これに抵抗があると話すと、社長は
「過去に性犯罪でも犯したのか?抵抗があるのはおかしい」
と言い出す始末だった。とはいえ、女性の利用者は抵抗があるだろう。
「結局、若い女性患者さんたちから『男性清掃員は遠慮してほしい』と言われ、以後女性清掃員が担当になりました」
と当然のクレームにより担当は正された。しかし「そのほかいろいろあった」と語る男性。この後、致命的なことがあったとを明かしている。【後編に続く】
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