Text by CINRA編集部
叫ぶ詩人の会が23年ぶりに始動。オフィシャルYouTubeチャンネルの開設、過去音源、新作を含む映像の配信が発表された。
1999年に活動休止した叫ぶ詩人の会。リーダーのドリアン助川ときりばやしひろきの2人で再始動する。
配信作品は、現在廃盤となっている1994年発売のデビューアルバム『虹喰い』から『GOKU』までのオリジナルアルバム6作品とベスト盤、シングル4作品。『GOKU』の収録曲“WISDOM OF GOKU”に様々なイメージの断片と字幕をミックスした映像を新たに追加した新作映像も発表された。
制作を担当したきりばやしひろきは「制作において音源作りなのか映像作りなのかは重要でなく、また当時と何も違わず、同じ大槌で真っ赤な玉鋼を引っ叩いて我々のアートを目指した結果、渦巻く四半世紀を反射しながらこのようなものが手の平に残ったという感じ。叫ぶ詩人の会にしかできないことが世にあるとするならば、この作品は確かにそのひとつです」とコメント。
ドリアン助川は再始動について「太陽に雲がかかってしまった時代、もう一度僕らのやり方で風を吹かせたい。新しい技術と新しい表現方法を駆使して。『WISDOM OF GOKU』の映像はその端緒になりうると思います。今後は世界に向けて発信する新しい物語を、本のみではなく、新感覚の楽曲とデジタルアートでお届けしたいと考えています。2024年以降はその流れのなかで、ライブステージも生まれてくるでしょう」と語った。