ふとしたきっかけで、ママ友付き合いにヒビが入ってしまうこともある。「15年ほど前になりますが、ママ友と絶縁しました」と明かすのは、山形県の40代後半の女性(エンジニア/機械・電気・電子・半導体・制御/年収500万円)だ。女性は当時のママ友付き合いについて、
「同じ社宅に住んでいて子どもたちも同じ年頃、同じ幼稚園に通っていたため、昼間はママ友たちとお茶したり、土日は子どもがお互いの家を行き来して遊んだり、お昼をご馳走になったりご馳走したりと仲良く過ごしていました。誕生日にはプレゼントを贈り合ったりもしていました」
と振り返る。しかし良好な関係は、女性一家の引っ越しをきっかけにあっけなく崩れてしまったという。(文:福岡ちはや)
「仲良くしていたママ友にそんなことを言われていたのが大ショック!」
「当時は同じ社宅から引っ越す人がいたら、引っ越さない人たちが掃除とか荷造りとか手伝いに行くのが慣習」だったという。女性も慣習どおりに、ママ友たちに引っ越しの手伝いをしてもらったのだが、後日そのうちの1人が、
「家の中カビだらけで出て行っちゃたんだから~」
と言っていたことを別のママ友から聞いてしまった。女性は次のように弁明する。
「その社宅は古くて、私たちが入居したときにはすでにカビやシミがあり、私としては経年劣化・入居時状態維持という考えでした。なにより、仲良くしていたママ友にそんなことを言われていたのが大ショック!」
本人がいないのをいいことに陰口を叩くのはいただけないが、わざわざ当事者にそれを伝えるママ友も余計なことをしたものだ。
「絶縁状を便せん3枚くらいにしたためて送りつけて縁を切りました」
女性は陰口を言ったママ友に対して、引っかかっていることがほかにもあった。
「社宅を出た年にも、私はそのママ友に誕生日のプレゼントを贈ったのに、私の誕生日には何も届かず。でもまあ、これは気持ちの問題だし、もらったからといって強制するものではないし。単純にうっかり忘れてただけかも?と思っていました」
ところがある日、そのママから電話がかかってきたときに、うっかり忘れではなかったことが判明してしまう。
「『あ、誕生日!ごめんねぇ~プレゼントは買ってあるんだけど~ここに置きっぱなしにしてある~(笑)』と言われて。荷物なんかコンビニでいつでも出せる、買い物ついでに持って行ったらすぐできること。(自分は)それをする価値なしの人物と思われているんだなと思ったら、スーッと気持ちが冷めました」
女性は「絶縁状を便せん3枚くらいにしたためて送りつけて縁を切りました」と結末を綴った。
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