結婚はもはや贅沢品なのだろうか。内閣府の調査によると、生涯未婚率(2020年)は男性で28.3%、女性は17.8%と過去最高を記録している。結婚や将来についてどのような思いを抱えているのか、キャリコネニュース読者から寄せられたアンケートの回答を紹介したい。(文:林加奈)
30代後半の男性(茨城県/その他/正社員・職員/年収250万円/月の手取り13.8万円)は、「実家暮らしなので、生活は何とかなってます」と前置きし、こう綴っている。
「ただ、30代後半で手取り20万以下は先々心配です。もちろん、低所得者なので結婚は諦めました。一人でやっていけるような所得が目標です」
「老後資金もたかが知れているので長生きも諦めて、定年まではゲームでごまかしながら生きようと思ってる」
一人で生活できる所得を目指すとなると、結婚のハードルはさらに高いものになるのかもしれない。
他にもこんな回答が寄せられた。
「貯金が全くできず、ギリギリの生活をしています。結婚もしたかったけど、もう諦めてます。老後のことが心配です」(東京都/30代後半の男性/その他/正社員・職員/年収300万円/月の手取り18.5万円)
「実家暮らしなので生活には特に困っていないが、将来的に上がる見込みもないので、結婚は諦めている。転職したいがスキルがない」(埼玉県/30代前半の男性/メーカー系/正社員・職員/年収300万円/月の手取り18.5万円)
「結婚は諦めて、老後資金もたかが知れているので長生きも諦めて、定年まではゲームでごまかしながら生きようと思ってる」(長野県/30代後半の男性/その他/派遣社員/年収200万円/月の手取り13.3万円)
結婚以外のことも諦めている人が少なからずいることがわかる。
「税金で年間4分の1持っていかれる。独立も結婚も諦めた。コロナで今シーズンも職を失う。このままだと生きることも諦める」(神奈川県/30代前半の男性/サービス系/正社員・職員/年収250万円/手取り16.4万円)
ここで紹介した人は全員30代の男性だ。まだ諦めるのは早い気がするが、収入の少なさゆえに早い段階から諦めてしまうのだろうか。
※キャリコネニュースでは「手取り20万円以下の人」にアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/94ZJP3D8