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エヌオーガニックのシロクから「黒米」に着目した新スキンケアブランド 738種の発酵由来成分配合

2023年07月17日 12:02  Fashionsnap.com

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 「エヌオーガニック(N organic)」を手掛けるシロクが、発酵科学スキンケアブランド「ファス(FAS)」をローンチする。化粧水とクリームを揃え、10月6日に発売する。

 ブランド名のファスは、「Fermentation(発酵) and Science(科学)」の頭文字。2つを掛け合わせ、ハリ、ツヤ、透明感のある肌へ導く「発酵エイジングケア」を提案する。ブランドの誕生は、発酵の匠である秋田今野商店と、古代米を復興させた京都京丹後市の「黒米」との出合いから。京丹後市の黒米は、白米や玄米よりも栄養価が高く、アントシアニンを多く含む。その黒米に、秋田今野商店が持つアルコールを発生させない酵母を加え、独自の2段階発酵により738種の発酵由来成分を含む独自成分「黒米発酵液」が完成した。さらりとしたテクスチャーで肌にすばやくなじみ、高い浸透力の黒米発酵液をキー成分にしたアイテムを展開。天然精油を使用し、「晴れた日の朝6時の香り」をイメージしたハーバルシトラスの香調に仕立てた。みずみずしい草花の奥に柚子とヒノキをほんのり感じる香りだ。
 化粧水「ザ ブラック エッセンス」(120mL 税込7200円・200mL 同1万1550円)は、黒米発酵液を90%という高濃度で配合しながら心地良い使用感を追求。プロバンジオールやグリセリルグルコシドなどの保湿成分を組み合わせ、キメが整ったみずみずしい肌へ導く。
 クリーム「ザ ブラック クリーム」(医薬部外品、50g 同1万5140円、80g 同2万4220円)は、30%濃度の黒米発酵液に加え、京都の丹波産黒豆を使った「黒豆ペプチド」と、シワ改善と美白の有効成分ナイアシンアミドを搭載。コクがあるのにベタつかないテクスチャーで、ふっくらとハリのある肌を叶える。
 取り扱い店舗は、黒米の産地である京都の2店舗。旗艦店の「FAS 京都東山店」は、築約100年の一軒家をリノベーションし、壁面に和紙をあしらった。「土」をテーマに店舗づくりを行い、庭には小さな畑があるほか、1階に食堂を構え畑の収穫物からつくる発酵食や黒米を提供する。10月17日に開店する「FAS 京都高島屋S.C.店」は、気軽に立ち寄れる売り場の奥に、商品とじっくり向き合える空間を設けた。旗艦店同様、壁面に貼った和紙がブランドの世界観を演出する。さらに、新宿にポップアップストアをオープン。9月27日から10月3日まで伊勢丹新宿本店1階で商品の購入が可能だ。
 シロク専務取締役の向山雄登氏は「発売から6年が経つエヌオーガニックが30~40代を中心に支持を集める中、より美容感度の高いお客さまに満足していただける製品を作りたいと思った」と語り、約3年の歳月をかけファスを開発した。「EC販売がメインのエヌオーガニックに対し、ファスはリアル店舗を中心に展開する。2~3ヶ月ごとに新製品を発表したい」と言い、東京での常設店、さらには北米やアジアを中心とした海外展開も視野に入れ、拡大路線を敷く。

■FAS 京都東山本店オープン日:2023年10月6日(金)営業時間:11時~18時定休日:火・水・年末年始所在地:京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町 3■FAS 京都髙島屋 S.C. 店オープン:2023年10月17日(火)営業時間:10時~20時定休日:京都髙島屋 S.C. に準じる所在地:京都府京都市下京区四条寺町東入 2 御旅町 35 京都髙島屋 S.C. 2F■FAS 伊勢丹新宿本店 POPUP期間:2023年9月27日(水)~10月3日(火)営業時間:10時~20時定休日:伊勢丹新宿本店に準じる開催場所:伊勢丹新宿本店 1F所在地:東京都新宿区新宿 3-14-1■ファス:公式サイト