密集した住宅地では、隣人とのトラブルが起こりがちだ。石川県に住む40代前半の女性(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収550万円)は、子どもの遊び場を巡り隣人から受けた迷惑エピソ―ドについて語ってくれた。(文:真鍋リイサ)
「市道(4メートル)を挟んで前の家の子どもが、サッカーの壁打ちを玄関でしてたのですが」
「学校に連絡しても、学校側が信じてくれずクレーマー扱い」
自分の家の玄関にサッカーの壁打ちしていた、向かいの家の子どもに女性が文句を言うのは、立地の問題があるようだ。その子どもの家の玄関は道路の曲がり角に面しており、女性が駐車する時にその曲がり角で切り返しをするという。市道が4メートルしかなく、女性が駐車に苦労している様子が窺える。
サッカーの壁打ちは「最初は朝8時から夕方6時ぐらいまで」であったそうだが、「(壁打ちを)し始めたら30分で止めて、それを1日に何回も繰り返したり、我が家が駐車してても止めず」に続けられた。
「その時、我が家の子どもは免許取り立てだったので、(向かいの家の)親と子どもに『駐車する時だけでもやめて欲しい』と伝えたが止めてくれず」
「約3年間(サッカーの壁打ちが)続けられ挙句に、(向かいの子どもは)ラジオ体操が始まった日から朝6時から壁打ちしたので、親に再度『朝6時に壁打ちしないで!』と伝えても『我が子じゃない!!』と言われ」
約3年間に及んだ壁打ちは減少するどころかエスカレートしていったため、ついに向かいの子どもの通う学校に抗議の連絡を入れた女性であったが…
「学校に連絡しても、その子(向かいの家の子ども)が生徒会長なのか、学校側が信じてくれず(女性が)クレーマー扱いされ(た)」
跳ね返ったボールが女性の家の外壁や玄関ドアぶつかったことから、女性は防犯カメラをつけることにしたという。
「録画されたものを見ると、(中略)その子(向かいの家の子ども)の友達までもが我が家に向かってボールを蹴ったり、車にぶつけたりしてきてたので、親に言いに行きました」
証拠を提示して再度交渉にいった女性。「それからは一切(ボールを家や車にぶつけられることが)無くなった」というが、「(向かいの家の子どもと親からの)謝罪も何もなく、クレーマー扱いされているのでモヤモヤしてます」と、今もわだかまりがあることを明かした。
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