トップへ

スーパーフォーミュラ・ライツ第10戦はトゥルーリがポール・トゥ・ウイン。父と初優勝を喜ぶ

2023年07月15日 14:30  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2023スーパーフォーミュラ・ライツ第4大会富士 第10戦を制し喜ぶエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320)と父ヤルノ・トゥルーリ
 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4大会は7月15日、静岡県の富士スピードウェイで第10戦の決勝レースが行われ、ポールポジションスタートのエンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320)が逃げ切り、スーパーフォーミュラ・ライツでの初優勝を飾った。

 午前に行われた公式予選の後、スーパーフォーミュラのフリー走行、ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアの走行、ピットウォーク等を経て13時05分に迎えた第10戦の決勝レース。スタートでは、初のポールスタートとなったトゥルーリがしっかりとスタートを決めオープニングラップを制し、これに2番手スタートの堤優威(Rn-sports F320)、3番手スタートの小出峻(HFDP WITH TODA RACING)と続く。ただ、4番手スタートの古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)は遅れ、最後尾までポジションを落としてしまった。

 予選から僅差だった今回の第4大会だったが、この第10戦でも上位は僅差で、トゥルーリ、堤、そして3周目に小出をかわしてきた平良響(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)のギャップは1秒前後のまま続いていった。ただ、今回は週末最も長い21周のレースで、今季初めてヨコハマのドライタイヤが使用されていることから、レース中盤以降の展開に注目が集まった。

 ただ、終盤3番手の平良が2番手の堤とのギャップを縮めていくものの、最後までオーバーテイクには至らず。その間にトップのトゥルーリはそのまま逃げ切り、嬉しいスーパーフォーミュラ・ライツでの初優勝を飾った。

 2位は平良のプレッシャーをしのぎ切った堤で、スーパーフォーミュラ・ライツでの初表彰台を獲得。3位は平良となり、スーパーGTでのmuta Racing GR86 GTのチームメイトがともに表彰台を獲得した。4位は小出で、代役参戦の菅波冬悟(A-NeKT with B-MAX 320)が5位でフィニッシュ。木村は6位でフィニッシュすることになった。マスタークラスは2周目にDRAGON(TEAM DRAGON B-MAX 320)をかわした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が優勝を飾った。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権
第10戦富士 決勝結果
PosClassNoDriverCarEngineLapsGridQualify137E.トゥルーリモビリティ中京 TOM’S 320トムスTAZ312111'34.153210堤優威Rn-sports F320スピースA412121'34.16631平良響モビリティ中京 TOM’S 320 TGR-DCトムスTAZ312151'34.42542小出峻HFDP WITH TODA RACINGスピースA412131'34.281553菅波冬悟A-NeKT with B-MAX 320スピースA412161'34.513650木村偉織HFDP WITH B-MAX RACINGスピースA412171'34.534735野中誠太PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DCトムスTAZ312181'34.735836古谷悠河Deloitte. HTP TOM’S 320トムスTAZ312141'34.368952I.オオムラ・フラガFANATEC-GRAN TURISMO with B-MAXスピースA412191'34.80410M4今田信宏JMS RACING with B-MAXスピースA4121101'36.22911M30DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320スリーボンド東名TB14F321111'36.285R51D.ビダーレスB-MAX RACING 320スピースA4110121'39.211
天候:曇り 路面:ドライ
ファステストラップ:エンツォ・トゥルーリ(モビリティ中京 TOM'S 320) 1'35.248 21/21