一緒に働く仲間がサボりがちなせいで、仕事が増えたらたまったものではない。千葉県の30代後半の女性(事務・管理/年収300万円)が、年末調整業務の短期派遣で働いていたときのこと。同時に採用された50代ぐらいの派遣女性(以下、A)のせいで、女性は「仕事の8割は私1人でやることに…」と振り返った。
「トイレ離席は15分以上、毎日何度も」
「派遣先の社員さん達は皆さん優しく親切に色々教えていただき、よい経験ができた」と喜んでいるものの、同僚のAを思い出すと複雑な気分のようだ。
女性とAはそれぞれ壁の方を向き、派遣先の社員と背中合わせで状態で座っていた。集中しやすい環境と言えそうだ。ところが、女性はAがあまりに静かなことに気づき覗いてみると、Aは作業したまま寝ていた。
「その日はたまたま疲れていたのかなと思いましたが、しばらくAさんの様子を見てみると、なんと勤務時間の半分以上寝ていました」
と驚きを隠せない女性。
「起きている時間も、すでに入力の終わったパソコン画面を何十分も上下にスクロールを繰り返して過ごしたり、トイレ離席で15分以上戻ってこないことが毎日何度もありました」
Aの常軌を逸したサボりは、これだけではなかった。
「薄暗い会場の中、堂々と寝ていびきまでかいている」
ある日、年末調整業務に関する講習会が、派遣先の近くで開催された。普段なら派遣社員が参加することはないが、この時は派遣先の社員が「勉強になるから」と気を利かせて、女性とAは特別に参加させてもらえることになった。そこでもAは“いつも通り”だった。
「薄暗い会場の中、堂々と寝ていびきまでかいているAさんの姿を見たときはさすがに呆れました」
女性は、派遣会社の担当者に報告。担当者は「さすがにショックを受けている様子」だったという。派遣契約が終了して女性は、「Aさんがどうしているのかは知りませんが、心を入れ替えて働いていたらいいな」と思いやった。
キャリコネニュースでは「職場のやばい人」をテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ENOH15A5