医学雑誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン(The New England Journal of Medicine)』に今月6日、舌が緑色に変色し、毛が生えたようになった米オハイオ州の64歳喫煙者のケースが掲載された。いったい何があったのか。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
毛舌とは、舌の表面の突起である舌乳頭(糸状乳頭)が長くなり、毛が生えたような状態になる疾患で、痛みや自覚症状はないという。抗生物質やステロイドの長期使用、脱水、口腔内の不衛生、喫煙などが原因で引き起こされ、「アメリカ口腔内科学会(American Academy of Oral Medicine)」によると、約13%の米国人が発症し、患者は女性より男性が多く、高齢者のほうがかかりやすいという。
画像は『news.com.au 2023年7月12日付「Smoker’s tongue turns green, spouts hair after rare reaction」(Picture: iStock)(Picture: The New England Journal of Medicine)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 A.C.)