'17年のディナーショーへの出演を最後に活動休止していた中森明菜。今、復活への歩みが加速している。
「昨年8月に新事務所を設立し、その年の12月には新たなファンクラブも立ち上げました。今年4月からはリマスターされた過去のライブ映像が全国の映画館で上映され、明菜さんの58歳の誕生日である7月13日にはファンクラブ限定イベントが開催されます」(スポーツ紙記者)
いまだ表舞台には復帰していないけれど、活動は活発化。誰もが明菜の近況が気になっている。そこに往年の女性ファンは、こんな話を。
「ファンクラブのお知らせに、かつて明菜ちゃんの衣装を作ったデザイナーである甲賀真理子さんの展覧会チケットを、誕生日イベントの来場者にプレゼントするという案内が出たんです。もしかしたら、今も甲賀さんは明菜ちゃんとつながっているのかも……」
提供できる衣装はない
甲賀氏は、ファッションブランド『ニコル』でデザイナーとして活躍。その後、独立し、日本のファッションシーンを牽引してきたひとりだ。
「明菜といえば髪型、衣装、振り付けなどに自身の意見を反映していくセルフプロデュースの先駆者です。'86年リリースの楽曲『DESIRE』では、ショートボブに着物姿で歌って世間に衝撃を与えました。あれこそがセルフプロデュースの最たるものでしょう。その明菜が、たまたま見た衣装広告に感銘を受け、甲賀さんに衣装の制作依頼をした。その衣装こそが'88年にリリースした楽曲『I MISSED“THE SHOCK”』を歌ったときに着ていたものです」(芸能リポーター)
甲賀真理子展の公式サイトには、明菜の事務所も協力していると記されている。いよいよ、近況がわかるかも。
さっそく展覧会が開催されている『アクセサリーミュージアム』に足を運んでみたが、展示されているのは明菜が着ていたものと同型の衣装だけ。なぜか。ミュージアムの関係者に話を聞いた。
「開催にあたって明菜さんの事務所にも連絡しましたが、体調不良や事務所の移籍などもあり、過去の衣装はほとんど持っておらず、提供できるものがないとのことで……。ただ、展覧会の情報はファンクラブに流しますと言ってくださいました」(ミュージアム関係者、以下同)
展示されているモノは、誰が持っていた衣装なのか。
「同型の衣装を甲賀先生がお持ちでしたので、寄贈いただきました。多くの衣装があるはずなのに、今も甲賀先生がその衣装をお持ちだったということは強い思い入れがあったのでしょう。ですが、今も明菜さんと連絡を取っていることはないようです」
過去の衣装を脱ぎ捨てた明菜が、次はどんな姿を披露してくれるのか。楽しみだ。