電車の寝過ごしで散々な目に遭うこともある。「舞台スタッフ」として働く30代前半の男性(千葉県/サービス・販売・外食/年収400万円)は、仕事の打ち上げ帰りの電車で寝過ごし「公園の滑り台をベッド代わりにして始発」を待ったという。不運は重なるもので、
「眠りこけていた中央線の車中で携帯を落とし、誰とも連絡が取れなければ乗り換えすら調べられないという状態」
だったという。その後どうしたのだろうか。(文:永本かおり)
「携帯(電話)を落とし、誰とも連絡が取れなければ、乗り換えすら調べられない」
「コロナ禍になる前、新宿付近で打ち上げをして22時過ぎに東京方面行きの中央線に乗りました。座席に座るやいなや眠りに落ち、気がつけば終電で高尾」
どうやら男性を乗せた中央線は東京駅で折り返し、高尾駅に着いたということか。戻れず途方に暮れたことだろう。
「とりあえず(高尾駅の)改札を出て営業中の店を探すも、どんどんシャッターが降りていきます。結局行き場を失い、駅の近くの公園の滑り台をベッド代わりにして始発を待ちました」
と、止むを得ず公園で夜を明かした男性。終電がないことに加えてもう1つ問題があったようだ。
「この時最悪だったのが、眠りこけていた中央線の車中で携帯(電話)を落とし、誰とも連絡が取れなければ、乗り換えすら調べられないという状態」
だったことだ。この状況で携帯電話がないとは、さぞかし不安だったに違いない。だが男性は、冷静に対応したようだ。始発を待ったのち、
「とりあえず自宅に帰り、PCから連絡の取れる人に携帯を紛失した旨を報告。その日の作業を終えて、遠く離れた駅に届いていたスマホを引き取りに行きました」
と淡々と綴っていた。
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