クレーマーの対応に頭を悩ませた経験談が寄せられた。40代前半の女性(岩手県/サービス・販売・外食)は「色んなお店がある」ショッピングモールで働いており、「そのモール内のとある店舗の従業員」、つまりテナント従業員の一人が有名な「クレーマーおばさん」で、たびたびレジでクレームを言っていたという。自らも接客する立場にありながら、よくも悪質なクレーマーになれるものだ。
4年前に、女性がクレーマーおばさんを接客した時のことだ。「その日つかまったのが運の尽きでした」と振り返った。(文:林加奈)
「私は出勤前にここに買い物に来てるから、その時間にいないのはおかしい」
女性はクレーマーおばさんに、ある商品を欲しいと言われた。
「(当時、その商品は)なかなか手に入らないため、担当者か社員に引き継ぐように言われたためにそれを伝えると、(クレーマーおばさんは)『じゃあなぜ担当不在の時は他の従業員に声をかけての札があるんだ』と(言う)。ほかの商品なら対応できますが、その商品は何とも……」
手に入りにくい商品ゆえ、クレーマーおばさんが来た時は担当者か社員に引き継ぐようにと、前もって指示があったのだろう。しかし、肝心の担当者が不在でタイミングも悪かった。女性とクレーマーおばさんの押し問答は、さらに続いた。
「挙句、(クレーマーおばさんは)『なぜ私が来る時に担当者がいつもいないんだ』と言い出し、担当者が11時出勤の旨を話しました。が、『私は出勤前にここに買い物に来てるから、その時間に(担当者が)いないのはおかしい。どうなってるんだ』と言い出したので、(11時より前に出勤できる社員の)募集はしているがなかなか希望する方がいないことを話したら『そんなの私には関係ない。なぜそんなことを聞かされないといけないのか』と。言い出したのはお前だろって話」
「クレーマーはどこまで行っても頭がおかしい動物なんだなと思いました」
クレームの矛先は、店舗や従業員に対するものにまで及んだ。
「(クレーマーおばさんは)『担当者を休ませるな』とまで言い出し、最後には『態度が悪い』『言い方が悪い』だの言い出し、やっと帰ったかと思ったら今度は何度も電話をかけてくる始末……さらには『本社にも電話するから本社の電話番号を教えろ』と(言う)」
もはや悪態をつきたいだけなのではないかと思えてくる。それから数年間はクレーマーおばさんは来なかったが、最近になってまた来店するようになったという。そして、
「4年前の出来事を当時いなかった従業員に話し『注意しとけ、店長にも言っとけ』と。クレーマーはどこまで行っても頭がおかしい動物なんだなと思いました」
と綴っていた。
※キャリコネニュースでは「あなたが目撃した衝撃クレーマー」をテーマにアンケートを行っています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/BNPYRIJ9