劇場アニメ「窓ぎわのトットちゃん」の公開日が、12月8日に決定。キャスト、特報映像、ティザービジュアルが公開された。
【動画】トットちゃんのキャラクターボイス聴ける特報映像「窓ぎわのトットちゃん」は、黒柳徹子が自身の幼少期を描き、1981年に出版した同名小説が原作。劇場アニメでは八鍬新之介が監督を、シンエイ動画がアニメーション制作を務め、アニメ「ドラえもん」シリーズなどに携わった金子志津枝がキャラクターデザインを手がける。
トットちゃん役を演じるのは、オーディションから抜擢された大野りりあな。現在7歳の大野は、「成功するかどうか不安だった5歳の時、お母さんが徹子さんの『窓ぎわのトットちゃん』の本を買って読んでくれました。『こうやって勇気を出して成功している人がいるんだな』と思い、勇気をもらったので本当に感謝しています」と語る。また大野が初めてアフレコに挑戦した際に、サプライズで初対面を果たしたという黒柳は、「小さい頃のイキイキしている感じがとっても出ていて。私もあんな感じだったのかなと思い返して、トットちゃんのイメージにぴったりで嬉しかったです」とコメント。さらにこれから本編のアフレコに臨む大野へのアドバイスを求められると、「もうトットちゃんのようなので、アドバイスは必要ないと思います。元気にやってくだされば大丈夫」と太鼓判を押した。
特報映像では、犬に話しかけたり、友達を驚かせたり、教室にある自分の机に頬を寄せたりと、お転婆で表情豊かなトットちゃんの姿や、朗らかな表情を見せトットちゃんの話に耳を傾ける小林校長先生、自己紹介をするトットちゃんを明るい笑顔で迎え入れる個性豊かなクラスメイトたち、心配そうに顔を見合わせながらもトットちゃんへの愛情が溢れるパパとママの様子が収められた。大野演じるトットちゃんのキャラクターボイスも聞くことができる。
またティザービジュアルには、トモエ学園の校庭にある電車の中から外を眺めるトットちゃんの姿を描写。春夏秋冬を表す桜、ひまわり、アジサイ、紅葉した木の葉、雪の結晶が色彩豊かにちりばめられた。これらの発表に併せ、大野、黒柳のほか、八鍬監督からもコメントが到着した。
■ 大野りりあな(トットちゃん役)コメント
年長さんの時に将来、女優やアナウンサーの道に進みたいと思いました。
でも、成功するかどうか不安だった5歳の時、お母さんが徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」の本を買って読んでくれました。「こうやって勇気を出して成功している人がいるんだな」と思い、勇気をもらったので本当に感謝しています。友達関係のことや色んなことが書いてあって、おもしろいし感動するところがとっても大好きです。
徹子さんの「窓ぎわのトットちゃん」が私を勇気づけてくれたみたいに、笑顔と勇気と感動を届けられるような映画にできるように頑張ります!
■ 黒柳徹子(原作)コメント
りりあなちゃんも本を読んでくださったようで、時代や年齢を越えて愛して頂けることは思いがけなかったので驚きました。
彼女がトットちゃんを演じている声を聞いた時に、小さい頃のイキイキしている感じがとっても出ていて。私もあんな感じだったのかなと思い返して、トットちゃんのイメージにぴったりで嬉しかったです。彼女はもうトットちゃんのようなので、アドバイスの必要はないと思います。元気にやってくだされば大丈夫。
■ 八鍬新之介(監督・脚本)コメント
オーディションの時に小林先生がトットちゃんの話を4時間も聞いたエピソードを紹介すると、
りりあなさんは「それじゃあ先生も大変だ」と小林校長先生を気遣っていました。
小学一年生の小さな身体と、妙に達観したコメントのアンバランスさにスタッフ一同大爆笑。
「この子は面白いぞ」というのが第一印象でした。
りりあなさんをトットちゃん役に選んだ理由はとてもシンプルで、彼女の言葉がセリフに聴こえなかったからです。まるでトットちゃん自身がそこにいるかのようにナチュラルでした。
彼女のキュートなお芝居を劇場で楽しんでください。
■ 映画「窓ぎわのトットちゃん」
2023年12月8日(金)全国ロードショー
□ スタッフ
原作:黒柳徹子( 講談社刊「窓ぎわのトットちゃん」)
監督:八鍬新之介
脚本:八鍬新之介・鈴木洋介
キャラクターデザイン:金子志津枝
制作:シンエイ動画
出演:大野りりあな ほか
(c)黒柳徹子/2023 映画「窓ぎわのトットちゃん」製作委員会