今季最多13台がエントリーしたST-5は、レース序盤はクラスポールのOHLINS Roadster NATSが後退。代わってodula TONE 制動屋ロードスターが隊列をリードするも、最終的には再びOHLINS Roadster NATSがクラストップに立ち優勝、2位にDIXCELアラゴスタNOPROデミオが続き、odula TONE 制動屋ロードスターは3位となった。
GT4規定車両が激戦を繰り広げるST-Zは、ポールスタートのraffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4をシェイドレーシング GR SUPRA GT4 EVOがオーバーテイクして隊列の先頭に立ってレースを進めていく。
ST-Zは首位のシェイドレーシング GR SUPRAから6番手のPorsche EBI WAIMARAMA Cayman GT4 RS CSまでが一列隊列で争う白熱のバトルが繰り広げられていたが、レース残り1時間12分というところでクラストップのシェイドレーシング GR SUPRAがバックストレート先でコースアウトを喫し脱落となる。
これでST-Zのトップには埼玉トヨペット GB GR Supra GT4が浮上し、60kgのウエイトハンディをものともせず、開幕戦から3連勝のトップチェッカーを受けた。2位にはraffinee 日産メカニックチャレンジZ GT4、3位にはナニワ電装TEAM IMPUL Zという2台のニッサンZ GT4が続いている。
シンティアム アップル KTMとD’station Vantage GT8Rの2台が争うST-1は序盤から一騎打ちが繰り広げられ、最終的にはシンティアム アップル KTMが1周差をつけてクラス優勝を飾った。ST-2はレース序盤からKTMS GR YARISがリードしていたものの、左フロントのハブトラブルに見舞われて修復作業を余儀なくされる事態に。レース終盤は新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10とENDLESS GR YARISが争い、6.374秒差で新菱オートDIXCEL夢住まい館エボ10が2019年以来のクラス優勝を獲得している。
ORC ROOKIE GR YarisとTeam HRCのホンダ・シビック・タイプR CNF-Rの2台が出走したST-Qは、水素GRカローラの代役を務めたORC ROOKIE GR Yarisがほぼノートラブルで3時間レースを走り切り、ST-2に割って入る総合16位でチェッカーを受けた。一方でシビック・タイプR CNF-Rはスタート直前にトラブルが判明しピットからレースに挑んだものの、その後もいくつかのトラブル修復のためピットガレージでの作業が行われた。しかし最終的には総合19位で完走を果たしている。