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コンビニで「フライドチキン買ったのに入ってなかった」と嘘をつくクレーマーが警察の御用に 目撃者の男性、一部始終を語る

2023年07月09日 06:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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店員にありもしないミスをでっち上げるような悪質クレーマーには、警察を呼んでもいいだろう。ある大阪府の30代後半の男性(サービス・販売・外食)は某大手コンビニ店舗内で、とんでもないクレーマー客を目撃した。

それは今年の5月のこと。40代後半くらいの女性客が店舗に入ってきて一直線にレジに行き、「さっきフライドチキン買ったのに入ってなかった」と店員にクレームをつけ始めた。この女性客はよほど大騒ぎしたようで、

「他のお客さんはスマホで写真や動画で一部始終撮ってました」

という騒動となり、ついに警察沙汰へと発展したという。編集部では、一部始終を目撃していたという男性に話を聞いた。

防犯カメラで確認すると…「その日その女性客は来店していない」

女性客の主張が本当なら謝罪があって然るべきだが、パートの店員さんは落ち着いた対応を見せたという。レジの販売記録を見ながら「何時頃に来ました?」「他に買った物はなんですか?」と聞いていた。しかし女性客は

「そんなん覚えてない。とにかく入ってなかった!!」

と突っぱねるばかり。店員の事実確認にも答えず、独りよがりの主張を続けた。そこで、もうひとりの店員が防犯カメラで10分ほどかけて確認をとると、

「その日その女性客は来店していない」

という事実が判明した。なんと、女性客は来店すらしておらずクレームをでっち上げていたのだ。あわよくばフライドチキンを無料で貰おうとでもしていたのだろうか。

しかし、クレーム内容が嘘だとわかっても女性客は「そんな訳ない、あんたらが嘘ついてる」と反抗し続けた。このままではラチが明かない。

「頼まれて自分も含めた数人でその女性が逃げないように囲みました」

だが呆れた様子で対応していた店員が「今、警察を呼んでます」と告げたとたん、事態が動く。

「慌てて逃げ去ろうとした女性客に、もうひとりのパートさんが立ちはだかり、頼まれて自分も含めた数人でその女性が逃げないように囲みました」

「取り囲んだのは僕を含めて3人の男で全員180センチ以上の大男だったので今思えば、正直やり過ぎかなとも思いますね」

店員だけでなく客にも囲まれて逃げ場を失ったクレーマー女性は、数分後にやって来た警察官に連れて行かれた。時間にして30分ほどの出来事だった。

「警察官に対しては手錠を見たからなのか大人しくなってました」

こう当時を語る男性が店員から教えてもらった話によると、

「どうやら常習犯だったらしく、以前から『今度やったら脅迫で逮捕する』と警察に言われていたそうです」

ということだった。すでに最後通告をされていたのに、懲りずにまたやってしまったのだ。

また、「その当日に、旦那さんが謝罪しに来たそうなんですが」と後日談も明かしてくれた。別の日に店を訪れた際、たまたまその時の店員がいたため、気になっていたその後を聞いてみたそうだ。

店員の話によれば、驚くことに女性客の夫は同店の店長と知り合いだった。10年以上前に、別の店舗で店長の下でコンビニ従業員として働いていたことがあったというのだ。

夫も接客業でクレーマーに悩まされたことがあるだろうに、一体何の因果なのだろうか。いずれにしても、迷惑クレーマーに対する店側の対応は間違ってはいなかったようだ。

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