2023年の夏のボーナスは、大手企業を中心に例年より多かったという話が聞こえてくるが、実際のところ、どれほど支給されたのだろう。キャリコネニュースに寄せられた声を紹介する。
30代後半の男性(岡山県/年収600万円/素材・化学・食品・医薬品技術職)は昨年より5万円増額の80万円。「定期昇給も会社なりに頑張ったので嬉しい。原燃料高ではあるが業績も悪くないので社員に還元してくれるそうです」と喜びの声を上げる。しかし、
「昇給もあり賞与もアップしましたが、働き方改革で残業が減ったため実質収入減で複雑です」
となんとも言えない心境を明かした。使い道は「貯金と投資です。積み立てNISAと個別株を買うつもり」とのことだ。
「インフレの中、少し納得のいかない金額」
30代後半の男性(兵庫県/営業/年収850万円)は今回の支給額が不満だという。
「昨年143万円、今年は141万円で微減となった。昨年は自身の評価がよかったことも要因だが、インフレの中、少し納得のいかない金額」
物価上昇が目立つが、日本の賃金は大きく上がっていないのが現状だ。せめて給与や賞与が大幅に上がればいいのにと感じる人も多いだろう。
男性も「運送費や各種インフレの影響で利益が圧迫されたこと、下期の販売が鈍化したことで少しボーナスが減った。仕方ないとは思う」と不承不承ながら納得はしている。また使い道として「投資信託と貯金」を挙げた。
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