面接は応募してきた人の中から合格者を選ぶ。だからといって応募してきた人に対し何を言ってもいいわけではなく、社会人としての礼節をわきまえるべきだろう。(文:林加奈)
50代女性(千葉県/福祉・介護/年収100万円未満)は、とある事業所へ面接に行った際に「対応した高齢女性の面接官が最悪でした」と振り返る。
「まず、私の体を上から下へと眺め『その体じゃ動くのも大変でしょう』と。この時点でカチンとはきましたが『えぇ、まぁ』とだけ答えました」
「今回の話はなかったことで」と言って帰りました
親しい間柄でもなく、初めて会った人の体型をバカにするとは失礼極まりない。その後、面接は進み「今のお仕事は何をなさっているのですか?」と聞かれた女性は「障害者グループホームの世話人です」と答えたところ、その面接官は「世話人ねぇ」とバカにするような物言いだったという。そして
「申し訳ないですが、うちはほとんど立ったままの仕事なので、その体型では務まらないと思いますよ」
と重ねて失礼なことを言われた。女性は
「実際にそうだったとしても、もっと言い方がありますよね?……と言い返したいのをグッと我慢しましたが、今思えばそこまで失礼な態度を取られて黙っている必要はないと思います」
と悔しさをにじませる。
「そもそも面接をしようという雰囲気も感じられず、不愉快極まりない思いをしながら『今回の話はなかったことで』と言って帰りました。指定された有料駐車場に車を止めていたにもかかわらず、駐車場代も支払ってもらえず、お金を払って胸糞悪い思いだけして帰りました」
と最後の最後まで嫌な思いをしたことを綴っていた。
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