就活時の社長面接で「恋人はいないの? そんな人は人との付き合いもできないだろう」と言われた東京都の40代後半の男性(東京都/教育・保育・公務員・農林水産・その他)。結局、この会社は辞退し、先輩のツテで広島に本社がある会社に就職した。
「就職氷河期時代ではありましたが、いくつかの内定の中から選んだ会社でしたので、張り切っていました」
と振り返るが、そこでも理不尽な目に遭ったという。
「日本に住んで日本人なのに言葉の壁があるのか」
入社後、男性と同期の2人は、なぜか定期的に人事課の主任に呼び出されていた。その内容というのが、
「きみたちは広島の人間でないのだから、広島弁で話せないと困るのだよ」
「特にきみ(男性)は東京の人だから、東京弁を話されるのは非常に不愉快だ」
というもの。地元愛を売りにしている会社なのだろうか。西と東だと言葉のアクセントが違うことも多く、無理に方言を使うと地元の人間は違和感を覚えるだろう。付け焼刃の広島弁を使っても好感を得られないと思うが……。
「私と同期(愛知県出身)は強く指導され、『日本に住んで日本人なのに言葉の壁があるのか』と溜息をつく日々が続きました」
これがきっかけで会社への不信感が募った。さらに「残業大好きな上司との仲の亀裂」などもあり、入社後3か月で退職したという。人格否定をしてきた会社を蹴って入った先がこれとなると、なんともやるせない気持ちになる。
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