マイホーム購入時は、近隣住民をよく調べなければ後悔するかもしれない。「オープン外構の住宅地で道路族トラブルに遭ってます」と嘆くのは、ある40代の女性だ。袋小路になっているコの字型住宅地の奥の家を購入したが、近隣の家がほぼ道路族だった。ちなみに道路族とは自宅前など住宅地の道路で大騒ぎをしながら遊び、騒音や物損被害をもたらす子ども、またそれを注意しない親を指す俗語だ。(文:福岡ちはや)
「「21時、22時でもうちの車の横で野球練習」
女性は「まず、親がつかない」と親が子どもを放置状態の不満を綴る。
「子どもがドッジボールしたり、2~3歳の子がストライダーで爆走したり、キックボードやボール遊び」
「うちの車に向かって爆走してスレスレで避ける、車と車の間の50センチの隙間に猛スピードで突っ込むなど日常茶飯事。鬼ごっこでは車にバンバン手を付いたり体当たりしたり、車のバンパーに足をかけて逃げようとする。車に傷が付いたり、砂利を置かれたりなどの被害もありました」
すでに被害も出ているというのに、親は家の中にいて「下手したら大人が4人くらいいても誰も付き添わない」と憤った。さらに近所の子どもが少年野球を始めると、被害は目に見えて深刻になっていった。
「21時、22時でもうちの車の横で野球練習。引っ越して売りに出してる家に、親主導で球を打ち込んで練習。子どもたちに何回か公園に行くように注意したら、親が逆ギレして無視してくる」
「たぶん野球チームで悪口言ってるのか、チームの子ども?が親指下にした侮辱のハンドサインをしたり、親同士でヒソヒソ。防犯カメラをつけたら、子どもを集めてカメラ指差しして何か言ってたりと挑発行為をしてます」
まるで“注意するほうが間違っている”と言わんばかりのこの態度だ。あまりの事態に女性は「私もストレスでパニック障害を発症した時期もありました」と打ち明ける。
「学校に注意喚起してもらったり、警察に相談したりしましたが、カメラが一番効果あり、悪質な遊びはしなくなりましたが、親の無視、子どもの睨み・舌打ちなどは続いています。解決はしてませんが、来年は(自分の)子どもが小学校に上がるので、イジメなどが起きないか心配です」
ご近所トラブルで心労の絶えない女性は、
「普通ならば狭い道路で小さい子供がストライダーなどの遊具で爆走していたら他の車に傷つけないか心配になったり、夜20時以降は外で遊ばせないなど配慮すると思いますが、こんなに無神経な人がいると、好き勝手に遊び地獄のようになるのだなと思いました。家を買って後悔しています」
と力なく綴った。
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