友人の非常識な言動をきっかけに、もう関わりたくないと距離を置く人もいるだろう。40代前半の女性(大分県/教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収100万円未満)は、10年来の友人と絶縁を決意した。そのきっかけは、友人がプレゼントしたバッグを後から返してほしいと主張してきたことだった。女性が応じると、友人はそのバッグに小さな傷がついていたことから、
「せっかくあんたの為にくれてやったのに!信じられない!」
と激怒してきたという。(文:永本かおり)
「とにかく修理して早く返して!」
3年前のある日、遊びに行った時に友人が「これあげるわ」と素敵なバッグを渡してきたという。「5万円した」と聞いたそうだが、友人は女性より5つ年上だということもあり、日頃から甘えられる存在だったのだろうか。女性は「ちょうど欲しい」と思ってた形だったため、ありがたく受け取り、後日お礼をしたそうだ。
しかし、これをきっかけにトラブルが起きてしまった。ある日、友人は突然「あのバッグ返して」と連絡をしてきたという。この時、女性が初めに心配したことはバッグの状態についてだった。
「バッグは実は私、少し傷をつけてしまってたんです」
バッグに傷はつきものだ。しかもそのバッグはすでに女性の物。女性に責任はないが、そのことを友人に素直に告げて謝った。すると友人は、
「せっかくあんたの為にくれてやったのに!信じられない!」
「とにかく修理して早く返して!」
とブチギレた。一方的に責められ、電話を切られた女性は、
「その後バッグ修理の店を探し出来る限り修理(そんなに酷い傷でなかったけど)して返してそれっきりになりました。でもこれでよかったと思ってます」
と、友人の手の平を返したような態度にうんざりした様子で綴っていた。
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