チンパンジーの“バニラ(Vanilla)”は、2歳になるまで米ニューヨーク州ニューヨーク市にある霊長類の実験医学および外科研究所(Laboratory for Experimental Medicine and Surgery in Primates)で天井から吊るされた0.46平方メートルほどの小さなケージの中で過ごしていた。
そして2019年に同団体が閉鎖されることになり、バニラはフロリダ州フォート・ピアースにあるチンパンジーの保護団体「Save the Chimps」に保護されることになった。この団体は150エーカー(東京ドーム約13個分)の敷地を所有しており、到着したバニラが生まれて初めて外に出る瞬間を、同団体に所属する霊長類学者のアンドリュー・ハロランさん(Andrew Halloran)が撮影した。
画像は『Save the Chimps 2023年6月15日付Instagram「Vanilla and Shake have been fully integrated into a large family group and were released onto their island home!」』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 iruy)