理不尽な要求をするクレーマーはどういう思考回路をしているのか。宮城県に住む20代女性(クリエイティブ職)は、親戚からひどい話を聞いたという。
一般的に書籍の返品は、落丁以外は受けつけてもらえないものだ。しかしこの「親戚の人」は、驚くことに一週間前に買って全部読んだ週刊誌を「つまらなかったから」という理由で返品しようとしたという。(文:真鍋リイサ)
「引き下がらずに粘ってよかったと自慢してたのにドン引きしました」
しかも
「バイト店員には断られたものの、店長を呼んだら特例で返品を受けてもらえたから、引き下がらずに粘ってよかったと自慢してたのにドン引きしました」
と女性は呆れた心情を綴った。難癖をつけ、半ば無理やりに返品を受け入れてもらえたことを自慢するとはどういう神経なのだろうか。
この親戚のエピソードは読み終えた雑誌だけでは終わらなかった。
「ちなみにその親戚は、結婚式のために買った服をタグがついたまま着て、結婚式が終わったら返品するそうです」
一度着た服まで返品とは想像を絶するクレーマーぶりだ。こんな犯罪まがいの話を自分から話してくる親戚とは、付き合い方を考え直したほうがいい。
また、自身がクレーマーであることを自覚していなさそうなケースもある。神奈川県に住む60代男性(医療・福祉・介護)は、横浜市内の某歯科医院でこんなクレーマーを目撃したという。
マスクを着けていない患者に対して医院の職員が「マスクお願いします」と言ったところ、
「凄い剣幕で『関係ねーだろう、あっちに行けよ』と怒鳴りまくる50歳過ぎのチンピラ風の人を見ました」
マスクの着用が個人の判断となったとはいえ、医療施設内や人が密集するところではまだ着用が推奨されている。職員は当然のお願いをしたまでだ。投稿者の男性は、
「本当に驚くとともに、その職員さんが気の毒に思いました。この様な人が世の中にいるんですね」
と嘆いた。