6月29日、ピレリタイヤとドルナスポーツはプレスリリースを発行して、ピレリが2024年から2026年までロードレース世界選手権のMoto2クラスとMoto3クラスのタイヤサプライヤーとなる契約を交わしたことを発表した。
住友ゴム工業は、Moto2及びMoto3が始まった当時からダンロップブランドで、独占的なタイヤサプライヤーとして2023年まで活動してきたが、2024年からはピレリタイヤへと変更されることとなった。
ピレリはイタリアのタイヤメーカーで、二輪レースではスーパーバイク世界選手権(SBK)のサプライヤーを2004年から務めて20周年となり、先日2026年まで契約延長したことをアナウンスした。
また、四輪レースではF1の単独タイヤサプライヤーであり、ワンメイクではないカテゴリーへの供給なども含めて、二輪と四輪の両レースで活動をしている。
そんなピレリが「レースするタイヤを販売し、販売するタイヤでレースをする(We sell what we race, we race what we sell)」というコンセプトに沿って、2024年からDIABLOスーパーバイクスリックタイヤをMoto2とMoto3の両クラスに供給を始める。
これにより、ピレリがFIMジュニアGP世界選手権、イデミツ・アジア・タレント・カップ、ノーザンタレントカップ、レッドブルMotoGPルーキーズ・カップ、FIM MiniGPワールドシリーズの公式タイヤサプライヤーにもなることが決定した。
2024年から使用されるタイヤ供給の方法やコンパウンドの詳細については、近日中に公開する予定だという。
なお、最高峰クラスのMotoGPクラスは、少なくとも2026年までミシュランタイヤのワンメイクが継続されることが決定している。