キャリアデザインセンターは6月27日、働く女性の時間をテーマにした調査結果を発表した。調査は5~6月にネット上で実施し、同社運営の転職サイト「女の転職type」の会員女性856人から回答を得た。
通勤時間について最も多かったのが「30~60分未満」(37.0%)、次いで「1~30分」(34.1%)となり、平均42分だった。フルリモート勤務である「0」を合わせると、約8割が1時間未満となった。
一方、東京在住者は「30~60分未満」(49.4%)が全国平均より12.4ポイント高かった。「1~30分」(23.3%)という回答も東京は全国平均より10.8ポイント低く、同社は「住宅費が高い東京においては職住近接が叶わないケースもあると見られ、『30~60分未満』が大半であることが推察されます」とコメントしている。
会議時間がもっとも多いのはエンジニア
残業時間について聞くと、最も多かったのが「1~10時間未満」(38.4%)、次いで「0(ほぼなし)」(27.5%)、「10~20時間」(16.5%)と続き、平均は9.8時間だった。職種別に見ると、営業系の残業時間が平均14.3時間で最多、エンジニア系は11.2時間、サービス・販売系は9.3時間、事務・経理・人事系は8.6時間と続く。
1日あたりの会議時間は、最も多かったのがエンジニアで平均60分。以降、営業系(48分)、事務・経理・人事系(30分)、サービス・販売系(22分)と続く。
平日の睡眠時間は「6~7時間」(56.9%)が最も多かった。「4~5時間」という人も32.5%おり、8時間以上寝ている人は1割に満たない。平均は5.9時間で、年代別では20代平均6.2時間、30代6.1時間、40代5.8時間となった。
SNSにどれほど触れているのかも聞いた。Instagram、TikTok、YouTube、LINE、Twitterなどにかける時間は「1時間」が27.3%、「30分」「2時間」が同率20.7%で、平均1.7時間。中には「5時間以上」という人も5%いた。20代は平均2.5時間で、5時間以上触れている人は9.7%と各年代の中で最も高かった。30代は平均1.9時間、40代は1.4時間となった。
一方、テレビの視聴時間は「0(ほぼなし)」(25.6%)が最多で、平均1.4時間。年代別で大きな差はないが、SNS時間と比べると、40代はテレビとSNSどちらも1.4時間だが、30代、20代と若い世代になるほどSNS時間が増えている。