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表彰台を目指すためにマルセル・シュロッターを召喚した生形秀之。S-PULSE DREAM RACING・ITECが鈴鹿8耐参戦体制を発表

2023年06月28日 15:50  AUTOSPORT web

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2017鈴鹿8耐:生形秀之、マルセル・シュロッター(S-PULSE DREAM RACING・IAI)
 生形秀之が率いるS-PULSE DREAM RACING・ITEC。2023年の鈴鹿8耐には、渥美心とジョシュ・ウォータースを起用して参戦することを発表しているが、生形は、3月にもてぎで転倒し負傷してから、まだ回復していない。表彰台を目指すためにも速く走ることのできるライダーを呼ぶことを選択した。

「今年こそ表彰台を獲得するためにもスペシャルなチームを作ろうと思っていました。マルセルとは、2017年に一緒に鈴鹿8耐を戦っていますし、MotoGP日本グランプリで会えば“また一緒にやろう”と話をしていました」と生形。

「自分自身で走ることができないのは残念ですが第4ライダーを目指します。期待してくださった皆さんには申し訳ない気持ちですが、必ず復帰しますので、しばしお待ちください。チーム代表として、藤原克昭クルーチーフを始めチームのみんなと鈴鹿8耐でいい結果を残せるように集中していきます。チームへの応援をよろしくお願いいたします」

 シュロッターは、長年Moto2で活躍し、今シーズンはスーパースポーツ世界選手権を戦っている。鈴鹿8耐は、2017年に生形のチームから出場して以来、6年振りとなる。チームの最高位は、2018年と2022年に記録した4位。悲願の表彰台獲得を目指し強力なチーム体制を敷いて挑む。

 シュロッターは「僕の最初の鈴鹿8耐参戦は、生形選手が率いるこのチームであり、素晴らしいチームのお陰で世界で最も人気の高い二輪レースを心から楽しむことができた」と以下のように意気込んだ。

「残念ながらその年自分自身は手に怪我を負った状態での走行で、また決勝では他車との接触という不運もあってチャンスを手にすることができなかった。今年生形選手がライダーとして走れないことは本当に残念だし、彼の気持ちを考えると心が痛むけど、ジョシュ・ウォータース選手という強いチームメイトも加わることになり申し分ない体制が揃っているので、皆が全力投球すれば必ず良い結果を得ることができると信じている」

「このようなチャンスを再び与えてくれたチーム、パートナーの皆様、そしてこのプロジェクトに関わるすべての皆様の気持ちにしっかりと応えることができるよう今年も全力で戦うよ。皆で最高の夏を一緒に過ごそう!」