理不尽なクレームをつけてくるカスタマーハラスメント(カスハラ)に振り回される人も多い。福岡県の20代男性(事務・管理)は、スマートフォンのテクニカルサポート窓口で働いていたとき、「ゲームに課金ができない」との問い合わせがあった。
「対応したところ、かなりの回数の料金滞納歴がありキャリア決済が利用不可になっているお客様だったため、キャリア決済以外の支払い方法に変更いただくことで課金がまた可能になるとお伝えしました」
3時間も説明したのに…アンケートで「スタッフに死ねと言われた」
身から出た錆としかいえない原因に男性が別の支払い方法を案内すると、
「お客様から『キャリア決済以外で払いたくない。課金できなくさせて私に死ねと言ってるのか』との返答が……」
マニュアル上スタッフから電話を切ることができないのがつらいところ。男性は一社員の権限ではキャリア決済を使えるようにはできない、所定の審査に通らないと使えないということを伝え続けた。
「3時間ほど別の支払い方法をご利用いただくように話しても一向に譲らず……。結局、お客様から『もういいっ!』と一方的に切られその日は終わりました」
これだけでも災難だがカスハラは終わらなかった。後日、お客様アンケートに「スタッフの〇〇(男性の名字)に死ねと言われた」という声が届いたのだ。虚偽の内容で本社まで動く大騒動になったが、「録音を確認してお咎めなしで終わりました」とのことだ。
こうしたカスハラは結構な頻度であったようだ。男性は「他にも自分の思うようにならないとSNSで晒されるとか、本一冊かけるぐらい色々なクレーマーの方がいらっしゃいました」と嘆く。
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