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「偏差値60以上の中学校に通う生徒」の幼児期、睡眠時間はどのくらい?

2023年06月28日 08:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
ひまわり教育研究センターは、偏差値60以上とそれ以外の中学校に通う子の「幼児期の生活や教育について」の比較調査結果を6月26日に発表した。調査は4月14日~20日の期間、偏差値60以上の中学校に通う子をもつ保護者100人とそれ以外の中学校に通う子をもつ保護者100人を対象に行われた。


まずはじめに、幼児期の頃、子育ての中で大切にしていたことは何かを調査。偏差値60以上の中学校に通う子をもつ保護者の最多回答は、「食事」(63%)だった。次いで、「睡眠」(55%)、「運動」(20%)と続いた。



偏差値60以上ではない中学校に通う子についても「食事」(65%)が1位に。次に多かったのは、こちらも「睡眠」(59%)だった。


また、幼児期に何時頃就寝していたかを聞くと、偏差値60以上の子については、「21時」が25%で最も多く、次に多かった回答は「20時半」(20%)だった。全体の75%が21時までに就寝していることが分かった。


偏差値60以上でない中学校に通う子についても、「21時」が33%で最も多く、次いで「20時」(18%)という回答だった。


続いて、幼児期の睡眠時間はどれぐらいだったか尋ねると、偏差値60以上の子の26%が「9時間程度」と回答。次いで、「10時間程度」(21%)、「9時間半」(16%)と続いた。9時間に満たない子も31%いることが明らかになった。


偏差値60以上でない中学に通う子の睡眠時間については、40%が「10時間程度」と回答していて、次に多かったのは「9時間程度」(20%)という結果に。9時間に満たない子については20%だった。


今回の調査から、偏差値60以上の中学校に通う生徒の方が幼児期の睡眠時間が短い傾向にあることが分かったが、ひまわり教育研究センターの見解では、偏差値60以上の中学校に進学するには幼児期の睡眠時間が「短くてもよい」と判断するのは早計だとしている。(安藤美耶)