会社員生活に多少の理不尽はつきもの。しかし、それも度が過ぎると、入社後すぐにでも辞表を提出したくなるものだ。
東京都に住む50代後半の女性(教育・保育/契約社員/年収250万円)が、保育園事務の仕事に就いた際、内定から入社初日まで1か月の間があったという。(文:KZ)
初日の電話対応で「連絡先を聞くな」と叱責
たっぷりと猶予期間があったはずなのに、会社側から事前に労働条件通知書・契約書などの共有はなく、制服も準備されなかったそう。にもかかわらず、こちらが提出すべき書類は何種類もあったというから、フェアではない。
入社後も会社の杜撰な対応は続く。事務職なのに、仕事をするための机や椅子、パソコンがなかったため、共有のタブレットを借り、膝の上や床に置いて作業をしていたという。
また、システム上社員登録されていなかった関係から、出退勤の打刻ができなかったらしく、そのことを責任者に伝えると、「理由は打刻忘れと書くように」と指示されたようだ。さらに、初日の電話対応で、先方の要件と連絡先を聞いたところ、なぜか理不尽にも「連絡先を聞くな」と叱責されたこともあったとか。
結局、女性は10日で退職した。退職後も、いまだに本社と思しきところから「保険について確認してしたい」と連絡があるものの、「折り返すとたらい回しにされ、挙げ句勤務終了のアナウンスが流れる」そうで、迷惑極まりない。ちなみに、女性が「あきれる程酷い」というこの会社は、「多くの方が聞いたことある企業」なのだとか。何の会社か気になるところだ。
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