生後半年でレントゲン撮影を行うことになった赤ちゃん。体勢を固定するために、安全に検査を行うことができる専用の装置が使用された(画像は『The Mirror 2023年6月21日付「Mum left in stitches after baby girl is squeezed into glass tube for X-ray」(Image: SWNS)』のスクリーンショット) カナダ在住のある女性は、生後半年の娘を連れてレントゲン検査を受けさせるために病院を訪れた。撮影中は赤ちゃんを同じ体勢のままじっとさせておくための装置があるのだが、初めて見た女性はあまりに可愛い娘の姿に笑ってしまったという。当時の様子を捉えた動画には、予想外の体勢に「なんて可愛いの」といった声があがっている。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。
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話題の動画は3月3日に撮影されたもので、最近になって複数のメディアに取り上げられたことで注目を集めている。動画に映っているのは、カナダのニューファンドランド・ラブラドール州セント・ジョンズに住む女性の娘で、生後6か月のスティーヴィーちゃん(Stevie)だ。スティーヴィーちゃんには自閉症と先天性心疾患があり、レントゲン検査を受けるために病院を訪れた。
レントゲン検査では、撮影部位に応じて一定の体勢を保持しなければならないため、生後間もない赤ちゃんにとって難しい検査だ。撮影時にスタッフが赤ちゃんの体を押さえておくと、不必要な放射線を被ばくしてしまうリスクもある。そこで登場するのが、乳児のレントゲン撮影を安全かつ適切に行うために設計された「ピッグ=オー=スタット(Pigg-O-Stat)」と呼ばれる装置だ。
当時の様子を捉えた動画には、広い検査室の奥にレントゲン撮影用の白い機械が映っている。そして中央には、チューブ状の透明な容器に入ったスティーヴィーちゃんの姿が確認できる。動画がスティーヴィーちゃんにズームインされると、そこには両腕を上げた状態でチューブの中に固定されたスティーヴィーちゃんがいたのだ。バンザイをしたまま固定され、少し困惑しているようなスティーヴィーちゃんの姿に、撮影している女性は「まるで宇宙船に乗せられているみたい」と言いながら笑っていた。
短い両腕を上げた可愛いスティーヴィーちゃんの姿を捉えたこの動画がネット上でシェアされると、「とっても良い子ね」「うちの子も同じように検査を受けたことがあるよ」「ミキサーかと思ってびっくりしたよ」「なんて可愛いの!」といったコメントがあがり、話題を呼んだ。
メーカーの「Modern Way Immobilizers」によると、ピッグ=オー=スタットは1960年から使用されており、乳児を押さえる必要がないため、放射線被ばくからスタッフを守ることができる。またぶれずに撮影することができ、再撮影の回数が減ることで乳児にとっても最低限の被ばく量で済むため、多くの医療現場で使用されているという。
ちなみに先月には、妊娠中のMRI検査でお腹の赤ちゃんのあまりにも怖い表情が撮影された画像がネット上に拡散され、「呪われているみたい」など恐怖の声が相次いでいた。
画像は『The Mirror 2023年6月21日付「Mum left in stitches after baby girl is squeezed into glass tube for X-ray」(Image: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)