働きやすさは一緒に働く人の言動にも影響を受ける。茨城県に住む40代前半の女性(事務・管理/正社員・職員/年収550万円)は数年前、地方の小さな専門商社に転職したが、失敗だったという。職場の人たちの考え方が古すぎて「吐き気さえ覚えました」と辟易した経験を打ち明けた。
「田舎らしい会社といった雰囲気で覚悟はしていましたがとにかく古い考えが残っていました。まず、女性はお茶汲み当番があります」
というのは「田舎なら当時当たり前で想定内」だった。(文:okei)
「経済的な理由や本人の希望でもなく女の子だから高卒」
女性は「また残業代があまり出ないのも想定内でした」とも明かす。しかしもっと嫌だと感じたのは「女性への考え方」だという。
「日常会話の中で『うちの娘は女の子だから高校卒業したら就職してもらう、息子は進学させる』このような内容が普通に交わされていました」
「経済的な理由や本人の希望でもなく女の子だから高卒という内容には吐き気さえ覚えました」
いまだに女性は結婚して家庭に入れば安泰、といった価値観なのだろうか。なお、この投稿は2023年に届いたもので、数年前というから比較的最近の話だ。昭和時代のような古い考えの同僚たちに、投稿者の女性が苛立ったのも頷ける。また、ほかにも
「高校野球の話はマストのようで甲子園は地元の高校の予選の話から始まり永遠とネタにしないといけませんでした」
とうんざりしたように綴っている。高校野球に罪はないが、そこまで興味のない人にとっては辛い環境だろう。「とても考え方が違いすぎるので他の理由をつけて退職しました」とのことで、自身の気持ちに正直に決断したようだ。
※キャリコネニュースでは引き続き転職をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HEKC3Q7B