各車が3周目に入ろうというタイミングで、国本雄資(Kids com Team KCMG)がパナソニックコーナーでハーフスピンするシーンが見られたが、国本はすぐにマシンを動かし、ピットへと戻っている。最初にコースインした段階で唯一1分22秒台に入れてきたのは、1分22秒955を記録したリアム・ローソン(TEAM MUGEN)で、2番手には0.101秒差で宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)が続いている。
各ドライバーは5、6周の走行を終えると一度ピットへと向かい、マシンのチェックを行う。一方、TCS NAKAJIMA RACINGの山本尚貴と佐藤蓮、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、そのまま周回を続け、1分24秒台後半のタイムを刻みながら12周を走行し、ピットにマシンを戻している。セッション3で4番手の小林可夢偉(Kids com Team KCMG)は、2回目のコースインでタイムアップし、3番手へと浮上する。
そして、セッション開始から45分が経過したタイミングで平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が1分22秒773を記録し、序盤にローソンが記録したタイムを0.058秒上回って首位に。
セッションも残り7分となり、とニュータイヤを装着して最終アタックへと向かうマシンも現れ始める。最初にアタックに向かった大津弘樹(B-Max Racing Team)がまずは自己ベストを更新し、9番手に浮上。そして新たにトップタイムを更新したのは、セッション4で積極的に周回を重ねていた山本で、可夢偉のトップタイムを0.250秒上回る1分22秒464を記録。
そこに0.243秒差の2番手に続いたのは、同じくセッション4で周回を多くこなした牧野。しかし、そのほかには上位タイムを更新するものは現れず。第5戦SUGOの予選でポールポジションを獲得した大湯都史樹(TGM Grand Prix)が最後に自己ベストを更新するも、1分23秒292で14番手とどまる結果となり、セッション4は終了となった。