ご近所トラブルに遭遇したら、揉めることなくスマートに解決したいと誰もが思うだろう。1人で地道に対応した結果、落ち着いた日常を取り戻したという経験談が寄せられた。
栃木県の30代後半の男性(Web・インターネット・ゲーム/年収350万円)は、向かいの家が小型犬の飼育を始めたことを機に、犬の鳴き声に悩まされる日々が始まったという。(文:林加奈)
「なんとお向かいは同じ犬種の犬をもう1匹飼いだしました」
「お向かいの家は犬を見せびらかしたいのか、1日中窓を網戸にしており、犬が網戸から道を見張っており、通行人が通るなど些細なことで吠え出します。静かだった住宅街は1日中犬の鳴き声が響くようになってしまいました」
と、男性は綴っている。常に網戸にしていた本当の理由はわからないが、通行人が通るたびに犬が吠えていたのは、しつけがされていなかったせいだろうか。これでは犬嫌いな住民に限らず、たまったものではない。コロナ禍でテレワークになった男性も、「犬の声がXoomの通話に入るなど、とても迷惑しました」と振り返る。
そこで男性は、仕事部屋を2重窓にするなどして対策を講じたが、そうした努力も虚しく、
「なんとお向かいは同じ犬種の犬をもう1匹飼いだしました」
と驚きを禁じ得ない様子。しかも相変わらず向かいは網戸にしており、犬たちは「網戸に2匹いるのでまるわかり」の状態になったという。
「犬は私を見て吠え出し、飼い主のお向さんもニヤニヤしながらその様子を見ていました」
この状況を打開すべく、男性は行動に出た。
「自分の家の敷地の中の、わざと犬が見える位置で掃除などの用事をすることにしました。当然、犬は私を見て吠え出し、飼い主のお向さんもニヤニヤしながらその様子を見ていましたが、犬が吠えている状態が数十分続くと、異変に気がつき、窓を閉めてようやく犬を黙らせました」
つまり男性は、わざと犬に吠えられるような状態を維持しつづけたという。
「向かいの飼い主は犬をしまうようになっていき、最近ではお向かいさんは私を見た瞬間窓を閉めるようになり、住宅は静かになりました」
こうして男性はついにご近所トラブルを解決できたようだ。きっと近隣住人に感謝されているに違いない。
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